「時代劇を頼む」と言われた...岡田准一が語る、侍たちのデスゲームに込めた「野心と革新」【独占インタビュー】
The Challenge of “Last Samurai Standing”

──本作で3役を引き受けることになった経緯は?
主演、さらにはプロデューサーとして『イクサガミ』の企画を一緒に動かさないかとオファーを受けました。
アクションに関して、僕は『SP』シリーズ(07~11年)の頃からアクションの振り付けをしてきたこともあり、業界内では知られていて。
それに加え、40歳を超えたらプロデュースを担って自ら思う作品を作ること、役者の付加価値として挑戦することを自分の中で掲げてきたので、お引き受けしました。
そういう意味で、『イクサガミ』を作るのは40代における僕なりの賭けでありチャレンジでもある。日本人が日本を誇れる、かつ海外の人に「日本とはこういうものだ」と知ってもらえるような作品作りを目指しました。
──時代劇に対する思い入れはもともと強かったのか。
ご一緒してきた先輩方から「時代劇を頼む」「馬を習ったほうがいい」などとおっしゃっていただきましたし、時代劇を作る機会が減るなかで、大御所の役者さんたちは一緒にやってきたスタッフや仲間のことをとても心配していました。
僕も時代劇をちゃんと作ることを大事に思っていますし、伝統や文化の継承については常に頭にあります。





