最新記事
音楽

再結成オアシスのリアムが反論!「その態度最悪」「黙れ」と憶測に一喝

Liam Gallagher Fires Back at Oasis Money Claim—'Your Attitude Stinks'

2024年9月1日(日)11時00分
ビリー・シュワブ・ダン
リアム(左)とノエル・ギャラガーのグラフィティーがマンチェスターに登場 REUTERS

リアム(左)とノエル・ギャラガーのグラフィティーがマンチェスターに登場 REUTERS

<15年の沈黙を破り、再結成を発表したオアシス。しかし、リアム・ギャラガーは再結成の動機を疑うコメントに対し、「その態度最悪」と鋭い言葉で応酬した>

再結成を発表したイギリスのロックバンド、オアシスのリアム・ギャラガーが、再結成の理由を勘ぐるコメントに対して「その態度最悪」と言い返している。

15年間も不仲だったリアムと兄のノエル・ギャラガーは、再結成したオアシスが2025年にロンドン、マンチェスター、カーディフ、エディンバラ、ダブリンでライブ公演を行うことを確認した。オアシスにとっては16年ぶりの公演で、チケットは8月31日に発売される。

オアシスは「銃声は止んだ。スターがそろった。長い待ち時間は終わりだ。見に来てほしい。テレビでは放映されない」と発表した。

イギリスの大衆紙デイリー・メールによると、今回のツアーはギャラガー兄弟にとって5億2900万ドル(4億ポンド)の収入になる見通し。再結成の理由はそこにあるという憶測が数多く飛び交う中で、リアムが反論に出た。

本誌は8月27日、リアムの所属事務所にウェブサイト経由でコメントを求めている。

飛び交う憶測にリアム節炸裂

オアシスの歴史的再結成のニュースをイギリスの日刊紙サンがX(旧Twitter)で共有すると、次々にコメントが投稿された。

「90年代に残しておいた方がいい...きっと金に困ってるんだ」「つまり破産したんだ」「現金を使い果たした」

リアムはそうしたコメントそれぞれに対し、同じ言葉で応酬している。

「その態度最悪」

Xの「リアム・ギャラガー・ファンクラブ」アカウントでは、オアシスに関するリアムの古い発言が共有されると、あるユーザーが「一文無し?年金の上乗せ?」と書き込んだ。

リアムはこれも見逃さず、すかさず「黙れ」と言い返した。

再結成のうわさが広まったきっかけ

オアシスは公式サイトで再結成を確認。「オアシスは本日、長年の熱烈な憶測を終わらせて、待望のOASIS LIVE '25ワールドツアーUK・アイルランド国内公演を確認します。2025年夏、オアシスがカーディフ、マンチェスター、ロンドン、エディンバラ、ダブリンへ」と発表した。

「来年ヨーロッパで行う唯一のショーとして、この10年で最大級のライブ公演、そして最も注目のチケットになるでしょう。OASIS LIVE '25は来年後半、ヨーロッパ以外の大陸へ行く予定もあります」としている。

再結成のうわさが広まったのは、週末にかけてオアシスのSNSに「27.08.24」「8 am」という予告が現れたことがきっかけだった。

続いてリアムが8月25日のレディング&リーズ・フェスティバルで、兄のノエルに「Half the World Away」の歌をささげ、兄を「最も偉大なソングライター」と称賛した。

再結成ツアーの発表は、2人が仲互いした8月28日を迎える前日だった。ノエルは2009年8月28日、「少し悲しく、大きな安堵でもある。僕は今夜、オアシスを離れた。みんなが好き勝手なことを書いたり言ったりするだろうけれど、僕は単純にもうこれ以上、リアムと一緒に仕事はできない」と発表した。

その数日前、ノエルはリアムのことを「君たちが今まで出会った中で最も怒りっぽい」と形容していた。

オアシスは「Wonderwall」「Champagne Supernova」「Don't Look Back in Anger」などのヒット曲に支えられ、世界で推定7500万枚のアルバムを売り上げている。

(翻訳:鈴木聖子)

ニューズウィーク日本版 世界が尊敬する日本の小説36
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2025年9月16日/23日号(9月9日発売)は「世界が尊敬する日本の小説36」特集。優れた翻訳を味方に人気と評価が急上昇中。21世紀に起きた世界文学の大変化とは

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

日経平均は反発、終値で初の4万5000円台 半導体

ビジネス

野村、年内あと2回の米利下げ予想 FOMC受け10

ワールド

米関税15%の履行を担保、さらなる引き下げ交渉も=

ワールド

林氏が政策公表、物価上昇緩やかにし1%程度の実質賃
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:世界が尊敬する日本の小説36
特集:世界が尊敬する日本の小説36
2025年9月16日/2025年9月23日号(9/ 9発売)

優れた翻訳を味方に人気と評価が急上昇中。21世紀に起きた世界文学の大変化とは

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「日本を見習え!」米セブンイレブンが刷新を発表、日本では定番商品「天国のようなアレ」を販売へ
  • 2
    燃え上がる「ロシア最大級の製油所」...ウクライナ軍、夜間に大規模ドローン攻撃 国境から約1300キロ
  • 3
    中国は「アメリカなしでも繁栄できる」と豪語するが...最新経済統計が示す、中国の「虚勢」の実態
  • 4
    1年で1000万人が死亡の可能性...迫る「スーパーバグ…
  • 5
    「二度見した」「小石のよう...」マッチョ俳優ドウェ…
  • 6
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影…
  • 7
    【クイズ】世界で最も「リラックスできる都市」が発…
  • 8
    中国山東省の住民が、「軍のミサイルが謎の物体を撃…
  • 9
    中国経済をむしばむ「内巻」現象とは?
  • 10
    【クイズ】世界で1番「島の数」が多い国はどこ?
  • 1
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影...目覚めた時の「信じがたい光景」に驚きの声
  • 2
    「中野サンプラザ再開発」の計画断念、「考えてみれば当然」の理由...再開発ブーム終焉で起きること
  • 3
    「我々は嘘をつかれている...」UFOらしき物体にミサイルが命中、米政府「機密扱い」の衝撃映像が公開に
  • 4
    【クイズ】次のうち、飲むと「蚊に刺されやすくなる…
  • 5
    科学が解き明かす「長寿の謎」...100歳まで生きる人…
  • 6
    「二度見した」「小石のよう...」マッチョ俳優ドウェ…
  • 7
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?
  • 8
    【クイズ】世界で1番「島の数」が多い国はどこ?
  • 9
    「なんて無駄」「空飛ぶ宮殿...」パリス・ヒルトン、…
  • 10
    観光客によるヒグマへの餌付けで凶暴化...74歳女性が…
  • 1
    「4針ですかね、縫いました」日本の若者を食い物にする「豪ワーホリのリアル」...アジア出身者を意図的にターゲットに
  • 2
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?
  • 3
    「まさかの真犯人」にネット爆笑...大家から再三「果物泥棒」と疑われた女性が無実を証明した「証拠映像」が話題に
  • 4
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ…
  • 5
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影…
  • 6
    「レプトスピラ症」が大規模流行中...ヒトやペットに…
  • 7
    「あなた誰?」保育園から帰ってきた3歳の娘が「別人…
  • 8
    「中野サンプラザ再開発」の計画断念、「考えてみれ…
  • 9
    「我々は嘘をつかれている...」UFOらしき物体にミサ…
  • 10
    プール後の20代女性の素肌に「無数の発疹」...ネット…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中