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メーガンはかつて自分を「白人のスーパーモデル」と記載した? ネットの噂の真相を追う

Fact Check: Did Meghan Markle List Herself as 'Caucasian' on 'Babe' Site?

2022年12月18日(日)12時55分
トム・ノートン
メーガン妃

メーガン妃(2022年6月) Dylan Martinez-Reuters

<オンライン上で出回っているメーガンの「過去のプロフィール画像」は、本当に彼女自身が記入したものなのか?>

ネットフリックスのドキュメンタリー番組「ハリー&メーガン」が話題となっているヘンリー王子の妻メーガン・マークル。そんな彼女がかつて、オンライン上のプロフィールに「白人」のスーパーモデルだと記載していたとの噂が、「証拠写真」だという画像とともに広まっている。これは果たして真実なのか?

■【写真】「白色人種」「スーパーモデル」と記載されたメーガンのプロフィール

人種の異なる両親を持つ「バイレイシャル」を自認するマークルは、ヘンリー王子と出会ってから人種的敵意に直面したとされる。それは大きく報道され、王室のメンバーが彼女の息子アーチーの肌の色について懸念を示したとも伝えられている。「ハリー&メーガン」でも、夫妻の生活と英王室との隔たりを垣間見ることができる。

そんな中、ソーシャルメディアのユーザーが、2013年に投稿されたオンラインプロフィール上で、マークルが「白人」と記載されているのを見つけて投稿したことで、彼女の血筋が再び話題となっている。

12月10日に投稿されたツイートは、マークルが自分を「白色人種」の「スーパーモデル」だと記載していると指摘している。投稿には数百件のエンゲージメントがあり、他の複数のツイートでも同じスクリーンショットがシェアされた。

このマークルのプロフィール画像が注目を集めたのは最近だが、数年前からネット上には出回っていたようだ。ニューズウィークが見つけた最も古いものは、2019年にTwitterに投稿されたもので、マークルと彼女の人種に関する中傷的なコメントと共に掲載されていた。

しかし、この経歴はマークル本人が書いたものではない可能性が高い。

まず、このプロフィールはもともと「freeones.com」というポルノ系のウェブサイトに掲載されたものとみられる。同サイトには現在も、「白人」と記載されたマークルのプロフィールが掲載されているが、その情報は誰でも編集できる。

Twitterに投稿されたfreeones.comのマークルのプロフィールの正確なコピーはアーカイブされていないが、彼女の情報が同サイトに掲載されたとされる2013年の他のプロフィールを見ると、今回投稿されたものと同じフォーマットと体裁だ(ヘッダーの「Babe Statistics」など)。

2013年と言えば、マークルが香港の英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストに対し、自分は「バイレイシャル」であると語った年だ。「私はバイレイシャルなので、多くの役ができる」とマークルは述べている。

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