最新記事

インフルエンサー

超人気インフルエンサー、裸で高級ホテル内をウロウロ...最後は警官に暴行して逮捕

2022年11月10日(木)18時10分
イングリッド・メンドーサ
ニキータ・ドラガン

ニキータ・ドラガン(2019年8月) Andrew Kelly-Reuters

<美容系インフルエンサーとして絶大な人気を誇るニキータ・ドラガン。ホテル内を裸で歩き回るなどして騒動を起こした結果、逮捕された>

YouTubeなどで美容系インフルエンサーとして活動し、世界中に多くのファンを持つニキータ・ドラガン(26)が、米フロリダ州で逮捕された。高級ホテルの中を裸で歩き回って騒ぎを起こしたうえ、駆けつけた警官に暴行を振るったという。

■【写真と動画】逮捕される直前に撮影されたとみられるグッドタイム・ホテルでのドラガン

芸能サイトTMZが警察の報告書を引用して報じたところによると、ドラガン(本名ニキータ・グエン)は7日夜、同州マイアミビーチにある4つ星ホテル「グッドタイム・ホテル」で、警官に対する重暴行罪などの容疑で逮捕された。

供述調書によると、同ホテルで騒ぎを起こしている人物がいるとの通報を受け、警官が駆けつけた。ホテルの警備員は警察に、ドラガンが長時間にわたって騒動を起こし、プールエリアを裸で歩き回っていたと説明。また、警備員が騒ぎを起こすのをやめるよう求めたのを無視し、ホテルのスタッフに意図的に水のボトルを投げつけたとされる。

警官と警備員がドラガンの部屋に行くと、大音量で音楽が流れており、何度もノックすると彼女はドアを開けた。そして、迷惑行為をやめなければホテルから退去を求められると忠告されたドラガンは、ドアを「乱暴に閉めた」。

数分後、ドラガンは再びドアを開け、警備員に「もっと欲しいか」と尋ねると、蓋の開いた水のボトルを投げつけ、それが警備員と警官の1人に当たった。

供述調書によると、逮捕容疑は重暴行罪、軽暴行罪、治安びん乱行為となっている。ドラガンはマイアミ・デイド郡のターナー・ギルフォード・ナイト矯正センターに収容され、保釈金は5000ドルだという。

■【動画】こんな場面も撮影していた...ドラガンが逮捕される瞬間

メンタルヘルスの問題を公表

YouTube、Instagram、TikTokで合わせて2700万人のフォロワーを持つドラガンは、メイクやファッションの他、トランスジェンダー女性としての経験に関する動画を公開して有名になった。しかし、この1年ほどはYouTubeから突然姿を消していた。

5月には、「What Happened(何が起きたか)」と題したYouTube動画(現在は削除されている)で、昨年に双極性障害と診断されたことを公表。ニュースサイト「Centennial Beauty」によれば、ドラガンはその診断を受ける前、躁病エピソードを経験して2021年12月に精神科病院に「強制収容」されたと話していた。

ドラガンは双極性障害の診断を受けた際、少なくとも8日間、医療機関に入院しており、入院直後には自身のメンタルヘルスについてInstagramに投稿していた。

逮捕される数時間前、ドラガンはマイアミを拠点とするDJ兼プロデューサーデュオの「Black V Neck」と口論になったと伝えられている。Black V NeckはNBCニュースに対し、DJのアフロジャックとのパフォーマンスの後に、マイアミのナイトクラブでドラガンと口論になったと語っている。

■【写真】双極性障害で入院直後にドラガンが投稿した自身の様子

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

米欧石油大手決算、各社で明暗 自社株買いに反映

ビジネス

米政権、再エネ・気候対策・農業を大幅削減 来年度予

ワールド

アングル:トランプ政権の予算削減案で米環境研究に暗

ビジネス

米国債の売却を日米交渉の手段とすることは考えていな
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:英語で学ぶ 国際ニュース超入門
特集:英語で学ぶ 国際ニュース超入門
2025年5月 6日/2025年5月13日号(4/30発売)

「ゼロから分かる」各国・地域情勢の超解説と時事英語

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】世界で2番目に「軍事費」が高い国は?...1位はアメリカ、2位は意外にも
  • 2
    脂肪は自宅で燃やせる...理学療法士が勧める「3つの運動」とは?
  • 3
    「2025年7月5日に隕石落下で大災害」は本当にあり得る? JAXA宇宙研・藤本正樹所長にとことん聞いてみた
  • 4
    シャーロット王女とスペイン・レオノール王女は「どち…
  • 5
    古代の遺跡で「動物と一緒に埋葬」された人骨を発見.…
  • 6
    「2025年7月5日天体衝突説」拡散で意識に変化? JAX…
  • 7
    「すごく変な臭い」「顔がある」道端で発見した「謎…
  • 8
    野球ボールより大きい...中国の病院を訪れた女性、「…
  • 9
    日々、「幸せを実感する」生活は、実はこんなに簡単…
  • 10
    海に「大量のマイクロプラスチック」が存在すること…
  • 1
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 2
    「2025年7月5日に隕石落下で大災害」は本当にあり得る? JAXA宇宙研・藤本正樹所長にとことん聞いてみた
  • 3
    【クイズ】世界で2番目に「軍事費」が高い国は?...1位はアメリカ、2位は意外にも
  • 4
    日本の未婚男性の「不幸感」は他国と比べて特異的に…
  • 5
    MRI検査で体内に「有害金属」が残留する可能性【最新…
  • 6
    脂肪は自宅で燃やせる...理学療法士が勧める「3つの…
  • 7
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」では…
  • 8
    中国で「ネズミ人間」が増殖中...その驚きの正体とは…
  • 9
    古代の遺跡で「動物と一緒に埋葬」された人骨を発見.…
  • 10
    タイタニック生存者が残した「不気味な手紙」...何が…
  • 1
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の行為」に及ぶ...インド人男性の撮影した「衝撃写真」にネット震撼【画像】
  • 2
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 3
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 4
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった.…
  • 5
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最…
  • 6
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜…
  • 7
    北朝鮮兵の親たち、息子の「ロシア送り」を阻止する…
  • 8
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ…
  • 9
    クレオパトラの墓をついに発見? 発掘調査を率いた…
  • 10
    「2025年7月5日に隕石落下で大災害」は本当にあり得…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中