Amazon、OpenAIと380億ドル契約──AWS再浮上へ追い風
写真はオープンAIとAWSのロゴと、ロボットハンドのイメージ。11月3日撮影。REUTERS/Dado Ruvic
米電子商取引(EC)大手アマゾン・ドット・コムは3日、対話型生成人工知能(AI)「チャットGPT」を手掛けるオープンAIとの380億ドル規模の契約を結び、クラウドサービス「AWS(訂正)(アマゾン・ウェブ・サービス)」を提供すると発表した。これは競合企業に市場シェアを奪われ、大規模障害にも見舞われたアマゾンのクラウド事業にとって、追い風となりそうだ。
アマゾンは利益率の高い「AWS(訂正)」でクラウドコンピューティング業界を長年リードしていたものの、ここ数年はAIサービスでマイクロソフトやグーグルの親会社アルファベットに大型契約を奪われていた。
シナジー・リサーチ・グループのデータによると、アマゾンのクラウド部門における市場シェアは2022年、チャットGPTが登場する数カ月前の時点では34%だったが、25年9月には29%に低下している。
投資家の間では、アマゾンは大規模言語モデル(LLM)の導入が遅れ、チャットGPTのような消費者向けチャットボットを提供できていないなど、AI競争で後れを取っているとの見方が多かった。
ただ最近では、アマゾンの対AI分野投資も加速しつつある。10月には110億ドルを投じた計算クラスタープロジェクト「レーニア」の立ち上げを発表。自社開発の半導体「トレーニウム」を組み込んだ米国内のデータセンターで、新興企業アンソロピックのAIトレーニングを行うというものだ。
今回のオープンAIとの契約は、先週発表された好調な四半期決算とともに、AWSが勢いを回復しつつある状況を示している、とアナリストや投資家は指摘した。
クイルター・チェビオットのアナリスト、マンタ・バレチャ氏は「今回の契約は、オープンAIが他のクラウド事業者とこれまでに契約した案件に比べれば小規模だ。ただ、計算処理能力の開発に今後数年間で数兆ドル規模を投資する企業と提携を組もうとするアマゾンの試みとしては、重要な第一歩となる」と述べた。
アマゾンの株価は今回の契約発表後に5%上昇し、史上最高値を記録。それ以前は、新興AI企業との数千億ドル規模のクラウド契約を手掛かりに急騰した他のテック大手株からは遅れを取る形となっていた。
マイクロソフトは先週、オープンAIとの組織再編を巡る新たな合意に基づき、クラウドサービス「Azure(アジュール)」について2500億ドル規模の契約を締結したと発表した。オラクルも9月、オープンAIと総額3000億ドルの契約を締結。グーグルはアンソロピックとの数百億ドル規模の半導体関連契約など、複数企業との事業提携を進めている。
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