アジア向け高級「高麗人参」産地、米ウィスコンシン州を貿易戦争が直撃、生産者1400人→70人に
10月23日、 米中西部ウィスコンシン州中央部の冷涼な森林地帯は氷河期の鉱物が豊富に含まれた土壌が広がり、アジア向けに輸出される薬用植物「高麗人参」の栽培に最適な地域となっている。写真は8月、ウィスコンシン州エドガーで、高麗人参の種苗の様子を見る生産者のジョー・ヘイルさん(2025年 ロイター/Julie Ingwersen)
米中西部ウィスコンシン州中央部の冷涼な森林地帯は氷河期の鉱物が豊富に含まれた土壌が広がり、アジア向けに輸出される薬用植物「高麗人参」の栽培に最適な地域となっている。
高麗人参はスライスしてお茶にしたり粉末にしてカプセルに加工され、活力や免疫力向上の効果や、ストレスを軽減し記憶力を改善する効果があるとされる。収穫された人参の大半は乾燥されて中国へ輸出される。
米国産高麗人参のほぼ全量はウィスコンシン州マラソン郡で生産されている。生産者たちは、この地域の土壌と気候が独特の風味を持つ高品質の人参を生み出すと語る。これはちょうど、ワインが生産される「テロワール」に影響されるのと同じだ。ウィスコンシン州中央部は、西部カリフォルニア州の有名なワイン産地にちなんだ「米国高麗人参のナパバレー」として知られ、世界市場で高値が付く作物を生産している。
しかし現在、米中間の貿易摩擦、中国経済の低迷、そして安価なカナダ産高麗人参との厳しい競争がこのニッチな産業を圧迫している。中国税関総署のデータによると、米高麗人参産業は2024年、中国向けに高麗人参を1470万ドル輸出した。だが、30年の栽培経験があるハイル高麗人参農園のジョー・ハイル氏は「利益がもう出ない」と語った。労働力、肥料、その他の資材のコストが「非常に高騰しており、生き残れない状況」で、かつてウィスコンシン州に1400人いた生産者は現在70人未満に減っているという。
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