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トランプ関税下で、個人投資家が取るべき行動とは?「全面高」が終わる時代に必要な考え方

2025年8月28日(木)17時21分
澤上 龍(さわかみ投信株式会社代表取締役社長)

我先にと株式やその他の資産を投げ売り、価格下落を恐れた別の投資家が更なる売りを重ねていく。そして、もう一つ分かっていることがある。暴落はとてつもない速度で進むということ。

然らば、無駄を承知で備えに取り掛かった方が良いだろう。最高値を目指す株式市場に乗りたい気持ちを堪え、キャッシュなどの価格が変動しない資産に置くことで、これから来る下げ相場を吸収するのだ。そしてそのキャッシュは暴落時の安値買いにも出動できる貴重な備えとなる。

併せて考えておきたいのが、生活の見直しや、支出を伴う契約などの整理だろう。例えば変動金利型の借り入れ・ローン等は、金利上昇で生活を圧迫する要因となる。それらを固定金利に見直すことも大切な策となる。そして更なる物価高が予想される中で、不要不急の支出を減らすことが求められる。そういった生活の見直しを今から始め、いざという時のために身軽になっておくことが肝要だろう。

物価高でも生活は続く...生活に選択が求められる時代

無駄なモノを極力避ける生活は誰もがしていると思うが、今後は更なる物価高で今以上に生活が厳しくなる。政府が声高に賃上げを訴えているものの、物価高の速度には追いつかない。故に普段の消費においても選択を迫られるようになるはずだ。

生活に必要なモノ・サービスは物価高だろうと購入するだろう...生きるために。その分、不要不急なモノ・サービスは節約することとなる。収入が一定であれば、支出の中身を変えて対応せざるを得ないのだ。

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