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テスラ

「反対車線を走行」テスラのロボタクシー始動も、険しい道のり

2025年6月26日(木)09時57分

テスラはオースティンの一定の場所で十数台の車両を使い、緻密に計画した試験を実施したとみられる。安全を監視する人員が助手席に同乗し、遠隔操作員が待機し、悪天候を避ける計画を立てて、テスラを応援するインフルエンサーを乗客に選んだ。

マスク氏は長年、同社がまもなく自社の自動運転ライドシェアサービスを運営し、テスラ車であれば新車・中古車を問わず収益を生み出す乗客向けロボタクシーに姿を変えさせると語ってきた。サウスカロライナ大学のブライアント・ウォーカー・スミス教授は「そのような状況に至るまでの道のりは、オースティンで実施した試験運行よりも桁違いに難しい」と指摘する。


ロイターはマスク氏もテスラにコメントを求めたが、回答を得られなかった。マスク氏は4月、「完全自動運転のテスラ車が来年後半に数百万台走行しているだろう」と述べていた。

テスラのAIに依存した手法であれば、複雑な交通状況に対応できるようロボタクシーを機械学習で訓練することが課題になるだろう、とカーネギーメロン大学のフィリップ・クープマン教授は話す。訓練は何年もかかる可能性があるとし、「ウェイモがどれだけ時間をかけたかを見れば、テスラがより早く実現できると考える根拠はない」と語る。

ウェイモの視点

ウェイモの自動運転を目指した取り組みは、グーグルが自動運転開発事業に着手した2009年までさかのぼる。15年にやはりオースティンで卵型の試作車が公道を初めて走行した。

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