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客室のバスタブに80km離れた海水を運ぶ----日本にはない、海外5つ星ホテルの「本物のサービス」とは?

2025年1月29日(水)10時58分
林田 研二 (オータパブリケイションズ執行役員、月刊HOTERES編集長)*PRESIDENT Onlineからの転載

本物のサービスを受けると、もう忘れられない

「24時間バトラーがつき、しかもその人たちがかつてジョン・F・ケネディーに仕えていたり、自身がスリランカの王族の息子だったりと、物腰からコーヒーを注ぐときの姿勢、話し方などすべてにおいて、マナーの『教科書』のような方々でした。

国内ではなかなかそのような人に出会えませんが、帝国ホテル、パレスには人生で忘れ得ない思い出を作ってくれる人間力に溢れたホテリエがいます。そんな方々がどんどん少なくなっていて、ほんとうに寂しい限りです。


また一番の問題は、『別にホテルにそこまでのサービスは求めない』というゲストも多いことです。彼らは本物のサービスを受けて感動したことがないから必要ないと思うのでしょう......」

いやはやホテルフリークの言葉には非常に説得力がありますね。

日本人は「客室内」の充実を求めている

2019年にエクスペディアが実施したアンケートからは、非常に興味深いことがわかります。

世界最大級の総合旅行サイト・エクスペディアの日本版、エクスペディア・ジャパンが、「1年以内に飛行機に乗り、ホテルに宿泊した、世界23カ国の男女1万8237名」を対象に、ホテルに関する国際比較調査を実施しました。

「ホテルで重視するもの」についてきいたところ、日本人では「Wi‒Fi」「室内冷蔵庫」「無料アメニティ」がトップ3にランクインし、客室内の設備を重視する傾向にありました。

一方で、重視する割合が低かったものは「ベビーシッターサービス」「ジム」「プール」という回答になったそうです。「プール」は、世界23カ国の平均では64%の人が重視すると回答しており、日本人とは3倍近い差がつく結果となりました。

全体を通して、海外の人は「ホテル内の設備」を重視し、日本人はあまり重視しない傾向にあるようです。

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