最新記事

メンタルヘルス

ストレスを感じやすい人へ 読めばちょっと心が軽くなるオススメの本

2022年6月1日(水)17時40分
flier編集部
憂鬱な女性

twinsterphoto-iStock

<仕事が憂鬱、やる気が出ないなど、何となく心の不調を感じる人が読むべき「心のビタミン」になる6冊の本>

コロナ禍3度目のゴールデンウイーク、長い休暇をとられた方、お仕事だった方、様々かと思います。なかには、休み明けに「会社に行くのが億劫......」「平常運転モードになかなか戻れない」「やる気が出ない」という方もいるのではないでしょうか。

心の不調は身体の不調に直結します。一時的な気持ちの落ち込みと侮らず、今のうちにセルフケアをしておきましょう。

今回は、連休明けでストレスを感じやすくなっている心に、優しく寄り添ってくれる6冊をご紹介します! あなたにとって心のビタミンとなる本が見つかりますように。(この記事は、本の要約サービス「flier(フライヤー)」からの転載です)。

「やる気の出ない朝」が劇的に変わる「ある工夫」

220601fl_mb02.jpg

セルフコントロール大全
 著者:堀田秀吾、木島豪
 出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン
 flierで要約を読む

最初にご紹介するのは、『セルフコントロール大全』です。今年1月刊行、フライヤーでは4月に公開されたばかりの要約です。

「何がつらいって、朝起きるのがつらい、もっと寝ていたい」。GW中、朝ゆっくり寝ていたために、連休明けの今、特にしんどいとお感じの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

「朝が苦手」という感情も二度寝にふける行為も、悪いことではありません。本書は「自転車を漕ぎ始めるときに力がいるように、人間は起床時に大きなストレスを感じるようになっている」という身体のメカニズムを解説しています。

そのうえで、二度寝の効用として、起床時に分泌されるストレス抑制のホルモン「コルチゾール」が増す、さらに、心が落ち着いてリラックスできる「エンドルフィン」が出るといったメリットを、科学的見地から教えてくれます。

コロナ禍により、連休明けの初仕事がリモートワークという方もいるでしょう。「自宅の机に向かうのも気が進まない」というほどやる気が出ない朝。しかし、あることをちょっと工夫するだけで、作業効率やモチベーションが断然違ってきます。「あること」が気になる方、ぜひ本書を手に取ってみてください。

心身に現れるストレスサインを見逃さないで

220601fl_mb03.jpg

「会社がしんどい」をなくす本
 著者:奥田弘美
 出版社:日経BP
 flierで要約を読む

次にご紹介するのは『「会社がしんどい」をなくす本』です。精神科医で労働衛生コンサルタントの奥田弘美さんの著書です。

本書は自分の心の状態、心身に現れる「ストレスサイン」に敏感になろうと促します。ストレスサインは人によって異なり、心のサインなら漠然とした不安、怒りっぽくなる、寝つきが悪くなる、集中ができなくなるなどの症状が現れやすい一方、体のサインとしては肩こりや頭痛、下痢、疲労感、高血圧などさまざまな症状が出ます。

「連休で心身ともにリフレッシュし、充電できた」と自分を過信し、飛ばし過ぎていませんか。終業後など、ふと立ち止まって自分の心と体と向き合い、内面の声に耳を傾けてみましょう。小さな悲鳴と思えても、放っておくと大事に至りかねません。

本書を手に、「会社のしんどい」をなくしましょう。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

ユーロ圏CPI、4月はサービス上昇でコア加速 6月

ワールド

ガザ支援の民間船舶に無人機攻撃、NGOはイスラエル

ワールド

香港警察、手配中の民主活動家の家族を逮捕

ビジネス

香港GDP、第1四半期は前年比+3.1% 米関税が
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:英語で学ぶ 国際ニュース超入門
特集:英語で学ぶ 国際ニュース超入門
2025年5月 6日/2025年5月13日号(4/30発売)

「ゼロから分かる」各国・地域情勢の超解説と時事英語

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本の未婚男性の「不幸感」は他国と比べて特異的に高く、女性では反対に既婚の方が高い
  • 2
    マリフアナを合法化した末路とは? 「バラ色の未来が来るはずだったのに...」
  • 3
    タイタニック生存者が残した「不気味な手紙」...何が書かれていた?
  • 4
    インドとパキスタンの戦力比と核使用の危険度
  • 5
    日々、「幸せを実感する」生活は、実はこんなに簡単…
  • 6
    インド北部の「虐殺」が全面「核戦争」に発展するか…
  • 7
    ウクライナ戦争は終わらない──ロシアを動かす「100年…
  • 8
    目を「飛ばす特技」でギネス世界記録に...ウルグアイ…
  • 9
    MRI検査で体内に「有害金属」が残留する可能性【最新…
  • 10
    悲しみは時間薬だし、幸せは自分次第だから切り替え…
  • 1
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 2
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 3
    MRI検査で体内に「有害金属」が残留する可能性【最新研究】
  • 4
    中国で「ネズミ人間」が増殖中...その驚きの正体とは…
  • 5
    ロシア国内エラブガの軍事工場にウクライナが「ドロ…
  • 6
    日本の未婚男性の「不幸感」は他国と比べて特異的に…
  • 7
    マリフアナを合法化した末路とは? 「バラ色の未来…
  • 8
    タイタニック生存者が残した「不気味な手紙」...何が…
  • 9
    パニック発作の原因の多くは「ガス」だった...「ビタ…
  • 10
    使うほど脱炭素に貢献?...日建ハウジングシステムが…
  • 1
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の行為」に及ぶ...インド人男性の撮影した「衝撃写真」にネット震撼【画像】
  • 2
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 3
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 4
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった.…
  • 5
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最…
  • 6
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜…
  • 7
    北朝鮮兵の親たち、息子の「ロシア送り」を阻止する…
  • 8
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ…
  • 9
    クレオパトラの墓をついに発見? 発掘調査を率いた…
  • 10
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中