最新記事

緊急経済対策

日銀黒田総裁「中小企業への融資拡充する金融機関支援、金利を0.1%バック」

2020年4月29日(水)18時06分

黒田東彦日銀総裁(写真)は、参院予算委員会で、新型コロナウイルス対応の緊急経済対策に中小・零細企業向け貸し出しの充実策が盛り込まれたため、積極的に対応する金融機関に対して日銀として0.1%の金利を払うバックファイナンスを検討していると語った。写真は都内で昨年6月撮影(2019年 ロイター/KIM KYUNG-HOON)

日銀の黒田東彦総裁は29日の参院予算委員会で、新型コロナウイルス対応の緊急経済対策に中小・零細企業向け貸し出しの充実策が盛り込まれたため、積極的に対応する金融機関に対して日銀として0.1%の金利を払うバックファイナンスを検討していると語った。白真勲委員(立憲・国民、新緑風会・社民)への答弁。

日銀は27日の金融政策決定会合で、中小企業等の資金繰りを支援するため、政府の緊急経済対策等の資金繰り支援制度も踏まえた金融機関への新たな資金供給手段の検討を早急に行うと発表。その際は利用残高に相当する当座預金に0.1%の付利を行うとしていた。

黒田総裁はまた、27日の決定会合で、3月に導入した「新型コロナウイルス感染症にかかる企業金融支援特別オペ」を今回拡充したと説明。対象担保の拡充や、オペの対象先に中小企業の融資窓口となる信用組合などが加わったほか、日銀当座預金でオペの利用残高に相当する金額に0.1%が付利されるとの決定を紹介した。特に0.1%の付利は「極めて例外的、異例のことだが、民間部門の資金繰りに万全を期すようにしたい」と強調した。

(竹本能文)

[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2020トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

【関連記事】
・東京都、新型コロナウイルス新規感染47人確認 都内合計4106人に
・武漢ウイルス研究所、新型コロナ製造説を否定「ゲノム中に人為的な情報はない」
・ベルギーの死亡率が世界一高いといわれる理由、ポルトガルが低い理由.......
・英、子供が炎症で死亡 川崎病と似た症状も、新型コロナウイルスとの関連調査へ


20050512issue_cover_150.png
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2020年5月5日/12日号(4月28日発売)は「ポストコロナを生き抜く 日本への提言」特集。パックン、ロバート キャンベル、アレックス・カー、リチャード・クー、フローラン・ダバディら14人の外国人識者が示す、コロナ禍で見えてきた日本の長所と短所、進むべき道。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

FRB、2会合連続据え置き パウエル議長「中東情勢

ワールド

原油先物5%上昇、IRGCが複数のエネルギー施設攻

ワールド

中国、27年までの台湾侵攻計画せず 米情報機関が分

ワールド

イラン新指導者「犯罪者は代償支払う」、政権幹部ラリ
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:イラン革命防衛隊
特集:イラン革命防衛隊
2026年3月24日号(3/17発売)

イスラム神権国家を裏からコントロールする謎の軍隊の歴史と知られざる実力

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が発生し既に死者も、感染源は「ナイトクラブ」
  • 2
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期スペイン女王は空軍で訓練中、問われる「軍を知る君主」
  • 3
    【衛星画像】イラン情勢緊迫、米強襲揚陸艦「トリポリ」が中東へ
  • 4
    第6回大会を終えて曲がり角に来たWBC
  • 5
    モジタバの最高指導者就任は国民への「最大の侮辱」.…
  • 6
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する…
  • 7
    ガソリン価格はどこまで上がるのか? 専門家が語る…
  • 8
    観客が撮影...ティモシー・シャラメが「アカデミー賞…
  • 9
    「ネタニヤフの指が6本」はなぜ死亡説につながったの…
  • 10
    韓国製ミサイル天弓-II、イラン戦争で96%迎撃の衝撃 …
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製をモデルにした米国製ドローンを投入
  • 3
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が発生し既に死者も、感染源は「ナイトクラブ」
  • 4
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 5
    職業別の収入に大変動......タクシー運転手・自動車…
  • 6
    ズボンを穿き忘れてる! 米セレブ、下を穿かず「目の…
  • 7
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 8
    世界の視線は中東から日本へ...企業主導で築くインド…
  • 9
    住宅建設予定地に眠っていた「大量の埋蔵金」...現在…
  • 10
    【衛星画像】イラン情勢緊迫、米強襲揚陸艦「トリポ…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 5
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 6
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 7
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 8
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 9
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
  • 10
    「水道水」が筋トレの成果を左右する...私たちの体に…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中