最新記事

セキュリティ

ファーウェイ新型スマホは「いいね」も「インスタ映え」も出来ない! facebookアプリ搭載停止へ

2019年6月7日(金)16時47分

米フェイスブック(FB)は、中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)のスマートフォンへのアプリのプレインストールを停止するとロイターに明らかにした。写真はファーウエイ本社で5月撮影(2019年 ロイター/Jason Lee)

米フェイスブック(FB)は、中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)のスマートフォンへのアプリのプレインストールを停止するとロイターに明らかにした。

ファーウェイ製スマホをすでに保有する場合は、引き続きアプリの利用やアップデートが可能だが、新しい端末では「フェイスブック」、「ワッツアップ」、「インスタグラム」を利用できなくなるという。

ファーウェイ製スマホには多くの国でツイッターやブッキング・ドット・コムといったアプリも事前にインストールされているが、ツイッターとブッキング・ホールディングスは取材に応じていない。

ファーウェイもコメントを控えた。

アルファベット傘下のグーグルはこれより先、ファーウェイとの一部の取引について米政府が認めた90日の猶予期間が8月に終了した後は、ファーウェイ製スマホに対する基本ソフト(OS)「アンドロイド」の提供を停止する方針を明らかにした。ただ既存モデルについては、今後生産・出荷する端末でもアプリストア「プレイストア」などグーグルの全アプリを引き続き利用できるとした。

関係筋によると、これとは対照的にフェイスブックのプレインストール停止は、まだ出荷されていない全ての端末に適用されるという。フェイスブックは停止措置の開始時期についてコメントを控えた。

フェイスブックのアプリがインストールされていない既存モデルのファーウェイ製スマホを購入したユーザーは、グーグルプレイストアでアプリをダウンロードできる。一方、新モデルのファーウェイ製スマホでは、米政府が政策を転換しない限り、グーグルプレイストアを利用できなくなる。

[サンフランシスコ 7日 ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2019トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

ニューズウィーク日本版 ガザの叫びを聞け
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2025年12月2日号(11月26日発売)は「ガザの叫びを聞け」特集。「天井なき監獄」を生きる若者たちがつづった10年の記録[PLUS]強硬中国のトリセツ

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

新興国中銀が金購入拡大、G7による凍結資産活用の動

ワールド

米政権、「第三世界諸国」からの移民を恒久的に停止へ

ワールド

中国万科をS&Pが格下げ、元建て社債は過去最安値に

ワールド

鳥インフルのパンデミック、コロナ禍より深刻な可能性
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:ガザの叫びを聞け
特集:ガザの叫びを聞け
2025年12月 2日号(11/26発売)

「天井なき監獄」を生きるパレスチナ自治区ガザの若者たちが世界に向けて発信した10年の記録

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで墜落事故、浮き彫りになるインド空軍の課題
  • 2
    【最先端戦闘機】ミラージュ、F16、グリペン、ラファール勢ぞろい ウクライナ空軍は戦闘機の「見本市」状態
  • 3
    【クイズ】次のうち、マウスウォッシュと同じ効果のある「食べ物」はどれ?
  • 4
    【寝耳に水】ヘンリー王子&メーガン妃が「大焦り」…
  • 5
    7歳の息子に何が? 学校で描いた「自画像」が奇妙す…
  • 6
    がん患者の歯のX線画像に映った「真っ黒な空洞」...…
  • 7
    100年以上宇宙最大の謎だった「ダークマター」の正体…
  • 8
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 9
    「攻めの一着すぎ?」 国歌パフォーマンスの「強めコ…
  • 10
    7歳の娘の「スマホの検索履歴」で見つかった「衝撃の…
  • 1
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるようになる!筋トレよりもずっと効果的な「たった30秒の体操」〈注目記事〉
  • 2
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで墜落事故、浮き彫りになるインド空軍の課題
  • 3
    ポルノ依存症になるメカニズムが判明! 絶対やってはいけない「3つの行動」とは?【国際研究チーム】
  • 4
    マムダニの次は「この男」?...イケメンすぎる「ケネ…
  • 5
    AIの浸透で「ブルーカラー」の賃金が上がり、「ホワ…
  • 6
    海外の空港でトイレに入った女性が見た、驚きの「ナ…
  • 7
    【最先端戦闘機】ミラージュ、F16、グリペン、ラファ…
  • 8
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 9
    「週4回が理想です」...老化防止に効くマスターベー…
  • 10
    老後資金は「ためる」より「使う」へ──50代からの後…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 3
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 4
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 5
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 6
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸…
  • 7
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 8
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 9
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 10
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中