最新記事

インターンシップ

私、フォーチュン500企業のCEOになりました

PR

2016年10月3日(月)11時40分

応募者総数5万4600名のなかから2016年の「CEO for One Month」グローバル代表に選ばれたフランス出身のカミーユ・クレマンさん(左)と、アデコグループのグループCEOであるアラン・ドゥアズ氏

<まさに国境なきインターンシップ。世界最大の人材サービス会社であるアデコグループが実施する画期的なプログラム「CEO for One Month」とは何か。必要なのは「チャンスを見つけたら一歩を踏み出してみる勇気」だというが、果たしてその真意とは>

 22歳の大学院生が、220億1000万ユーロの売上を誇り、世界60の国と地域でサービスを展開する「フォーチュン500」企業のCEOを務める――。

 そんな夢のようなインターンシッププログラムは、世界広しといえども他にないだろう。しかも、応募に際して学歴は問われず、門戸は誰にでも開かれている。それが、世界最大の人材サービス会社であるアデコグループが実施する「CEO for One Month」だ。今年のグローバル代表には、フランスのカミーユ・クレマンさん(22歳)が選出された。

 国や地域によって状況は違えども、いま、次代を担う若者の職に関して様々な問題が指摘されている。国際労働機関(ILO)が8月に発行した「世界の雇用と社会の見通し――若者動向編2016」によれば、今年は若年層の失業率が3年ぶりに上昇し、若い世代の失業者数は世界で7100万人に達する見通しだ。日本では幸いにして同様の傾向は見られないものの、大卒者の3割が最初の就職後3年以内に離職するといった雇用のミスマッチが長らく問題となっている。

 そうした世界規模の課題に真っ向から立ち向かおうと、アデコは2013年に若年層の就業を支援するためのグローバルプロジェクトである「Adecco Way to Work」を開始した。「CEO for One Month」はその一環として行われており、3回目となる今年は世界50カ国で実施。応募者総数は実に5万4600名を超えたという。

 このインターンシップが特別な点は、プロジェクト名の通り「1カ月間のCEO経験」を若者たちに与えることにある。最初のステップでは、まず国ごとに選出された各国50名の代表者がそれぞれの国のアデコで約1カ月間のCEO業務を体験。次のステップでは、そこから選抜された10名が選考合宿(The CEO BOOTCAMP)へと進出する。

 そして最終ステップでは、選考合宿に参加した10名の各国代表から5名のファイナリストを選び、そのなかから最終ステージで1名のグローバル代表を決定。最後に残った1名のみが、アデコのグローバルCEOであるアラン・ドゥアズ氏のもと、世界各地に3万1000人以上の従業員と65万人以上の登録就業者を抱えるアデコグループのCEO業務を、さらに約1カ月にわたり体験する機会を得るのだ。

 すべてのステップにおいて選考の基準となるのは、アデコが求めるリーダーとしての資質と「CEOとしての働きぶり」だ。参加者は各国でCEOと行動を共にするだけでなく、経営会議への参加や事業計画(イノベーション・プロジェクト)の策定といったまさにCEOが果たすべき役割を与えられ、その行動や成果が全世界同じ基準で評価される。

ファイナリストたちの情熱あふれるスピーチ

 9月9日、アデコグループの日本法人であるアデコ株式会社の東京のオフィスに、世界各国から5名の次代を担う若きリーダーが集結した。選考の最終ステージだ。

 アルゼンチンからはアナ・イネス・モンタナリ、アメリカからはコートニー・バーガー、アラブ首長国連邦からはセラ・カズミ、ドイツからはヤン・ハプケンス、そしてフランスからはカミーユ・クレマンの各氏。それぞれの国でのCEO業務とアムステルダムでの約1週間の選考合宿を経て、東京へと降り立った彼ら彼女たちは、今年の「CEO for One Month」を勝ち抜いたファイナリストだ。

「今年3月からの長い選考を経て、ここ東京で5名の素晴らしい若者たちが最後のチャレンジを行います。なぜ自分がアデコグループのCEOに相応しいのか、CEOとしてグループをどのように経営していきたいのか。それぞれに5分間のスピーチを行ってもらいますので、ぜひお集りの皆様も耳を傾けてください」

 この日のために来日したアデコグループCEOのアラン・ドゥアズ氏にそう促され、順に壇上に立つファイナリストたち。約2カ月前まで、彼ら彼女たちはどこにでもいる若者だった。それがいまや、フォーチュン500企業のCEOとなるべく自らの夢やこの1カ月間の経験を交え、壇上に注目する数多くの関係者や記者に向かって堂々と語りかけている。その姿はまさに、情熱に溢れた若きリーダーそのものだ。

adecco2016.09_1.jpg

グローバル代表に選ばれ、スピーチをするカミーユ・クレマンさん。右に並ぶのは他のファイナリストで、右端からアナ・イネス・モンタナリ、セラ・カズミ、コートニー・バーガー、ヤン・ハプケンスの各氏

 最終的にグローバル代表に決定したフランス代表のカミーユ・クレマンさんは、「このプログラムを知った時は"素晴らしい学びの機会になる"と思って迷わず応募しました。そしてその通り、私の人生において最もやりがいのある大きな経験となりました。これからまた約1カ月、世界中の素晴らしいアデコの社員方々と一緒に仕事ができることに感謝しています」と喜びの声を語った。

 そして「若い皆さんも、チャンスを見つけたらぜひチャレンジしてほしい」とも。経営学の修士号を取得して間もない22歳の彼女は、これから1カ月間、ドゥアズCEOとともに各国を回り、経営会議への参加や政府機関との会談をはじめ、アデコのグループCEO業務を体験することになる。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

イラン、インターネット遮断解除検討か 国営TVハッ

ワールド

米の脅迫に屈さず、仏独財務相 反威圧措置も選択肢に

ワールド

トランプ大統領「平和だけ考える義務ない」、ノーベル

ワールド

高市首相23日解散表明、投開票2月8日 与党過半数
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:総力特集 ベネズエラ攻撃
特集:総力特集 ベネズエラ攻撃
2026年1月20日号(1/14発売)

深夜の精密攻撃でマドゥロ大統領拘束に成功したトランプ米大統領の本当の狙いは?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    中国のインフラ建設にインドが反発、ヒマラヤ奥地で国境問題が再燃
  • 2
    【銘柄】「住友金属鉱山」の株価が急上昇...銅の高騰に地政学リスク、その圧倒的な強みとは?
  • 3
    DNAが「全て」ではなかった...親の「後天的な特徴」も子に受け継がれ、体質や発症リスクに影響 群馬大グループが発表
  • 4
    AIがついに人類に「牙をむいた」...中国系組織の「サ…
  • 5
    シャーロット英王女、「カリスマ的な貫禄」を見せつ…
  • 6
    韓国『日本人無料』の光と影 ── 日韓首脳が「未来志向…
  • 7
    「リラックス」は体を壊す...ケガを防ぐ「しなやかな…
  • 8
    上野公園「トイレ騒動」に見る、日本のトイレが「世…
  • 9
    中国ネトウヨが「盗賊」と呼んだ大英博物館に感謝し…
  • 10
    ピラミッドよりも昔なのに...湖底で見つかった古代の…
  • 1
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率が低い」のはどこ?
  • 2
    上野公園「トイレ騒動」に見る、日本のトイレが「世界一危険」な理由
  • 3
    世界初で日本独自、南鳥島沖で始まるレアアース泥試掘の重要性 日本発の希少資源採取技術は他にも
  • 4
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
  • 5
    正気を失った?──トランプ、エプスタイン疑惑につい…
  • 6
    韓国『日本人無料』の光と影 ── 日韓首脳が「未来志向…
  • 7
    母親が発見した「指先の謎の痣」が、1歳児の命を救っ…
  • 8
    「高額すぎる...」ポケモンとレゴのコラボ商品に広が…
  • 9
    ピラミッドよりも昔なのに...湖底で見つかった古代の…
  • 10
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した─…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 3
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 4
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 5
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した─…
  • 6
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 7
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 8
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 9
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 10
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中