コラム

経営・管理ビザの値上げで、中国人の「日本夢」が消えた

2025年11月15日(土)20時11分
ラージャオ(中国人風刺漫画家)/トウガラシ(コラムニスト)

しばしば中国人は日本を甘くみるが......

こうした実態を受け、日本政府は10月から制度を厳格化。最低資本金を3000万円に引き上げ、申請者に3年以上の経営管理経験(または学位)と、日本語能力試験N2レベルの語学力を求め、日本人または永住者・定住者などの常勤職員を少なくとも1人雇用することを義務付けた。

「日本ドリーム」が突然消えたことに、中国人は大きな衝撃を受けた。中国社会では、うまく立ち回ることが生きる知恵とされ、しばしば中国人は日本を甘くみる。しかし日本では抜け道が突然消え、一瞬で地獄へ転落することがある。


ポイント

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経営・管理ビザ
日本国内で貿易やその他の事業を行うか、その管理業務に就く外国人に支給される在留資格。期間は3カ月から5年。2020年に1896人だった中国人の新規取得者が24年は4047人に急増した。

日本語能力試験
日本語を母語としたい人向けの日本語検定試験。年2回実施。最上級のN1から最下級のN5まで5段階に分かれる。

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プロフィール

風刺画で読み解く中国の現実

<辣椒(ラージャオ、王立銘)>
風刺マンガ家。1973年、下放政策で上海から新疆ウイグル自治区に送られた両親の下に生まれた。文革終了後に上海に戻り、進学してデザインを学ぶ。09年からネットで辛辣な風刺マンガを発表して大人気に。14年8月、妻とともに商用で日本を訪れていたところ共産党機関紙系メディアの批判が始まり、身の危険を感じて帰国を断念。以後、日本で事実上の亡命生活を送った。17年5月にアメリカに移住。

<トウガラシ>
作家·翻訳者·コラムニスト。ホテル管理、国際貿易の仕事を経てフリーランスへ。コラムを書きながら翻訳と著書も執筆中。

<このコラムの過去の記事一覧はこちら>

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