コラム

大谷翔平が「神様」ジョーダンやルースも凌駕し得る科学的な理由

2021年07月14日(水)07時00分

野球は過去数十年間、アメリカとアジア以外への人気拡大に苦戦してきた。アメリカでも視聴率の低下が鮮明になっている。ジョーダンがアメリカでNBA人気を高め、世界中の注目をさらったように、大谷の愛すべき性格と天賦の才能は野球にも同様の効果をもたらすかもしれない。

大谷は7月7日、シーズン半ばで松井秀喜を抜き、日本人選手のシーズン最多本塁打記録を更新した。だが私には、こんなささやかな記録を持ち出すこと自体、冒瀆的行為にさえ感じられる。

大谷があまりに偉大過ぎて、母国出身の他の選手との比較に意味を見いだせない。そもそも、神に母国などあるのだろうか。

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サム・ポトリッキオ

Sam Potolicchio ジョージタウン大学教授(グローバル教育ディレクター)、ロシア国家経済・公共政策大統領アカデミー特別教授、プリンストン・レビュー誌が選ぶ「アメリカ最高の教授」の1人

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