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大谷翔平は、英語でインタビューに応じるべきなのか?

今季の活躍を見れば英語で肉声が聞きたいという声が出るのも自然なこと Isaiah J. Downing-USA TODAY Sports/REUTERS
<今は水原通訳とのコンビで、インタビューにもうまく対応しているのでそれでいいのだが......>
MLBのオールスターゲームで、最大の話題は大谷翔平選手の「ホームラン・ダービー」と「二刀流出場」でした。打者としては、ホームラン・ダービーで体力勝負の局面に善戦して印象を残しましたし、投手としては先発して1イニングをパーフェクトに抑えて勝ち投手となり、見事に「投打の両立」を証明したと思います。
その大谷選手に対して、英語でインタビューを受けるべきという声があり、一方で、英語を強要するのは多文化主義に反するという声もあり、ちょっとした論争になっていました。
確かに、村上雅則氏(アジア人初のメジャーリーガー)という先駆的な存在を別にすれば、1990年代の野茂英雄氏に始まり、多くの日本人選手がMLBで活躍してきましたが、ほとんどの選手がインタビューなどファンとのコミュニケーションにあたっては専属通訳を介していました。これには、一長一短があると思います。
例えば、マリナーズ時代の後半に鈴木一朗氏が「チームの勝利のための出塁よりも、連続安打記録にこだわっているのでは?」という疑念が持たれた時などは、英語でダイレクトなメッセージ発信ができれば状況は好転したのではと思ったことがあります。
その鈴木氏は、2025年には野球殿堂入りが確実視されていますが、その受諾スピーチについては、格式ある英語表現を駆使して、永遠にアメリカの野球ファンの心を掴むものとして欲しいと思います。
大谷が抱える2つの条件
松井秀喜氏や黒田博樹氏の場合なども、その緻密で真摯な野球観や、技術的な達成についてファンに向けて英語で説明する機会があれば、それこそ無形文化財的なハイレベルな野球の真髄を、アメリカの子供たちに幅広く紹介できたかもしれません。
中南米から来た多くの選手が、発展途上の英語を駆使して体当たりのコミュニケーションを行い、引退後にはネイティブではなくても英語での野球解説で人気を得ているといった例を見ていると、日本人選手が通訳に頼った「間接的コミュニケーション」を続けるのは、不自然に思えることもあります。
ですから、現在2021年の公式戦シーズンで投打二刀流の活躍を続け、オールスター戦でも大きな注目を浴びた大谷翔平選手について「英語での肉声を聞かせてほしい」という声が出るのは自然だと思います。
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