- HOME
- コラム
- プリンストン発 日本/アメリカ 新時代
- 中間選挙で、もし上院が与野党同数になったら?
中間選挙で、もし上院が与野党同数になったら?

民主党の選挙運動にはオバマ元大統領も駆り出された Mike Blake-REUTERS
<上院が50/50で与野党同数になった場合、次の選挙までの2年間、トランプ大統領は困難な議会対策を迫られることに>
アメリカの中間選挙は、下院が民主党多数という情勢の一方で、上院の過半数を与野党のどちらが取るかが焦点になっています。非改選議席を含めた投票直前の情勢としては、様々な世論調査や、その平均値を公表するサイトなどの見解を総合すると、
▼民主党......ほぼ固めた議席47、やや優勢3
▼共和党......ほぼ固めた議席48、やや優勢2
という状況になっていると考えられています。
このうち、民主党の「やや優勢」は、
▽ネバダ州......共和党現職のヘラーと、民主党新人のローゼンが接戦、最終段階ではやや民主にモメンタムか。
▽アリゾナ州......新人女性候補の一騎打ちは互角の接戦。最後に来て、シネマ(民主)が、マクサリー(共和)をやや上回ったか?
▽ニュージャージー州......ベテランのメネンデス(民主)は安泰と思われたが、選挙への関心が高まるにつれて「汚職事件の灰色決着」が嫌われ、支持が低下中。但し、地盤としては強固なので逃げ切りか(?)。
共和党の「やや優勢」は、
▽テネシー州......新人同士の戦い。当初は民主のブレデセン優位でスタート。最高裁判事への保守派指名でブラックバーン(共和)が逆転。今回の小包爆弾やユダヤ教礼拝所襲撃で、再び民主党が追い上げ中だが届かないか?
▽テキサス州......元大統領候補の現職テッド・クルーズ(共和)に、起業家のビト・オルーケ(民主)が猛追。一度も追いついたことはない中で届かず終戦か?
となっています。その他にも、フロリダ、インディアナ、ミズーリなど、民主党優位が伝えられている州でも予測は困難です。個人的な感触としては、地元ニュージャージーで民主党現職(メネンデス)落選というサプライズの可能性が否定できないので、予想というのは大変に難しい状況です。
それはともかくとして、上記の「やや優勢」がそのまま結果につながった場合には、「どちらも過半数が取れない」つまり、最終の議席数が50/50という可能性は否定できなくなって来ました。とりあえず、その「与野党同数」という場合になったら何が起きるのかを考えてみたいと思います。
日本の新政権が向き合うべき、安全保障の「ねじれ」というアキレス腱 2025.09.17
「物価高対策と財政規律の間の最適解」──ポスト石破に求められる最重要課題 2025.09.10
アメリカのストーカー対策、日本との違いを考える 2025.09.03
「体験格差」という言葉に覚える強烈な違和感 2025.08.27
日本の核武装コストは、どのように計算すれば良いのか 2025.08.20
被爆80年の今、真剣に議論しなければならないこと 2025.08.06
戦後80年に必要な3つのメッセージを考える 2025.07.30
-
「資格必須」保育士/資格必須/小規模保育園/企業内保育園/外資系/虎ノ門ヒルズ
ピジョンハーツ株式会社
- 東京都
- 月給24万5,860円~28万5,860円
- 正社員
-
事務/英語が活かせる外資系企業でスカウト・データ管理/在宅週2OK その他オフィスワーク・事務
ランスタッド株式会社
- 東京都
- 月給31万5,000円
- 正社員
-
人事マネージャー候補/外資系大手オンラインメディア企業
株式会社クリーク・アンド・リバー社
- 東京都
- 年収750万円~950万円
- 正社員
-
未経験OK外資系企業の「労務スタッフ」リモートOK/土日祝休み
VISTRA Japan株式会社
- 東京都
- 月給27万5,000円~45万8,000円
- 正社員