プレスリリース

ISOに準拠した建築物LCAで、EPDを取得

2025年08月05日(火)11時15分
安藤ハザマ(本社:東京都港区、代表取締役社長:国谷 一彦)は、当社が施工した東北日東工器株式会社 おおざそう工場(福島県福島市)において、LCA(ライフサイクルアセスメント)を行い、環境ラベルプログラムのSuMPO EPD(注1)で第三者検証を実施した結果、EPD(Environmental Product Declaration)(注2)を取得しました(図1・2)。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/444757/LL_img_444757_1.jpg
図1:EPDを取得した東北日東工器株式会社 おおざそう工場

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/444757/LL_img_444757_2.png
図2:SuMPO EPD

当社はこれまでも、脱炭素社会の実現に向けて、ISO14040/14044およびISO21930に準拠した高い専門性を併せ持ったLCA手法により、CO2やGHGだけでなく多様な環境負荷物質を評価する仕組みを確立し、建築物においてエコリーフやカーボンフットプリント認定を取得してきました(注3)。
このたびのEPD取得により、本建築物の環境情報、その結果の妥当性および国際規格への適合性が第三者機関によって確認されました。今回の結果は、SuMPO 環境ラベルプログラムウェブサイトにて公開されています(注4)。
透明性と信頼性の高い手法による環境影響の定量評価の実施は、ISOをはじめとした国際的な枠組みに準拠しているため、建物所有者のサプライチェーン排出量の定量評価に貢献するとともに、国内外のさまざまなステークホルダーとのエンゲージメントを可能にします。

当社は今後も本取り組みを推進し、建設業のサプライチェーン全体の脱炭素・循環型社会の実現に貢献していきます。

(注1)SuMPO EPD
一般社団法人サステナブル経営推進機構が国際規格ISO14025に準拠し運営・管理を行う、日本発で唯一のEPD(Environmental Product Declaration)プログラム。国際規格に則った透明性の高い手法により製品・サービスを対象とする環境情報開示の枠組みである。
2024年4月にエコリーフから名称変更された。
https://ecoleaf-label.jp/about

(注2)EPD(Environmental Product Declaration)
ISO14040及びISO14044に準拠したLCA算定と、当該情報のコミュニケーションに必要な情報に対して第三者検証を実施した「第三者検証済みの製品環境情報」である。

(注3)安藤ハザマ東北支店ビル、エコリーフ認定とカーボンフットプリント取得
安藤ハザマ2023年5月18日リリース資料を参照
カーボンフットプリントは気候変動に特化しており、分かりやすい情報開示の枠組みである一方、エコリーフは気候変動だけでなく、オゾン層破壊、酸性化、光化学オキシダント、富栄養化なども公的な指標で評価し情報開示することが特徴。
これらの情報は、TCFD、CDP、SBTなどの情報開示の根拠データとして、プライム市場上場企業等に求められるあらゆるステークホルダーからの多様な目的に応じた環境情報の提供に活用可能である。
https://www.ad-hzm.co.jp/info/2023/20230518.php

(注4)東北日東工器株式会社 おおざそう工場 EPD
https://ecoleaf-label.jp/epd/2308


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プレスリリース提供元:@Press
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