プレスリリース

◆厚生労働省主催/文部科学省後援◆「ひきこもりVOICE STATION 2025」5年目を迎え、さらに充実したコンテンツを展開 ひきこもり経験者でもある宮本亞門さんがクリエイティブプロデューサーに就任

2025年07月16日(水)11時00分
日々生きづらさを抱えて自宅にひきこもっている方たちは全国に推計146万人(内閣府調査)。厚生労働省では、"ひきこもりに関する地域社会に向けた広報事業"として「ひきこもりVOICE STATION 2025」を実施します。
本年で5年目を迎える本事業では、ひきこもりの実情に対する適切な認識の普及啓発を行うことで、当事者及びその御家族が地域社会の目を気にすることなく、支援に繋がることができる状態の実現を目指します。


【クリエイティブプロデューサーに、ひきこもり経験のある宮本亞門さんが就任】
本プロジェクトでは、当事者の声をさまざまなクリエイティブコンテンツを通じて発信し、ひきこもりへの誤解や偏見をなくしていく活動を続けてきました。この活動を一層加速し、より多くの方が当事者の声に触れる機会の創出を目指し、演出家 宮本亞門さんに、ひきこもりVOICE STATIONクリエイティブプロデューサーに就任いただきます。
2023年度の「ひきこもりVOICE STATION フェス」への出演をきっかけに、2024年度は「"HIKIKOMORI" ANYONE?他人事じゃないかも展」のアンバサダーを務めた宮本亞門さんは、自らもひきこもり経験者です。
経験者だからこその想いやクリエイターとしての視点から、本プロジェクトをともに牽引し、誰もが生きやすい社会について一緒に考えていきます。


【「ひきこもりVOICE STATION 2025」クリエイティブプロデューサー】
演出家 宮本亞門さん
僕はひきこもり経験者です。正直とても辛かった!だけどあの経験があったから良かったと今は大声で言えます。
「ひきこもりVOICE STATION」では、今年度も、当事者とクリエイターが共創した作品を展示するバーチャル展覧会や、当事者の経験をもとにしたショートドラマなど、さまざまなコンテンツの制作を予定しており、私はそれらの総合監修という立場で、このキャンペーンに関わらせていただきます。
当事者の声には、私たち一人ひとりが「どうすればもっと生きやすい社会になるか」を考えるヒントがたくさん詰まっています。だからこそ、より多くの方に「当事者の声」に触れてほしい。これから公開されるコンテンツをぜひ楽しみにしていてください!

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/442288/LL_img_442288_2.jpg
クリエイティブプロデューサー 宮本亞門さん

【6都市を巡回「ひきこもりVOICE STATION 全国キャラバン」】
過去4年間で全国23都府県にて実施してきたひきこもりVOICE STATION全国キャラバン。本年度は、「ひきこもり経験者と話そう。誰もが生きやすい地域づくりについて。」を合言葉に、神奈川・高知・秋田・新潟・奈良・大分の6都市にて開催します。
いずれの会場も、オンラインでも同時配信し、どなたでもどこからでも視聴が可能です。

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/442288/LL_img_442288_1.jpg
6都市を巡回 ひきこもりVOICE STATION 全国キャラバン

■神奈川会場は、宮本亞門さんも参加! 「人生ドラマグラフワークショップ」を実施
「ひきこもりVOICE STATION 全国キャラバン」の2025年度のキックオフとなる8月23日開催の神奈川県横浜会場には、宮本亞門さんも参加。昨年度実施し好評いただいた、宮本亞門さんがファシリテーターをつとめ、ひきこもり経験者や家族とともに自身の人生経験を朗読劇にする「人生ドラマグラフワークショップ」を開催し、完成した朗読劇をイベント内で発表します。
あわせて、経験者や有識者を迎え、「自立?自律?生きやすい社会はどっち?」をテーマにパネルトークも実施します。

昨年度の内容はYouTubeで公開中
https://youtu.be/AvDcYLZHxP8

その他の会場では、ひきこもりに関する理解の促進や支援体制の整備などに取り組まれている経験者、家族、支援者などを迎えたパネルトークや、誰もが生きやすい地域について参加者がそれぞれの立場でできることを考えるワークショップを実施します。

日時 :8月23日(土)13:00-16:45
開催地:神奈川県横浜市
*宮本亞門の人生ドラマグラフワークショップの同時開催
会場 :ビジョンセンター横浜みなとみらい/701
所在地:横浜市西区みなとみらい3-6-1 みなとみらいセンタービル7F

日時 :9月13日(土)13:00-16:00
開催地:高知県高知市
*つながるフェスタと同時開催
会場 :高知市文化プラザ かるぽーと/龍馬学園イベントホール
所在地:高知市九反田2-1

日時 :9月20日(土)13:00-16:00
開催地:秋田県秋田市
会場 :秋田県総合保健センター/2階 大会議室
所在地:秋田市千秋楽久保田町6-6

日時 :10月11日(土)13:00-16:00
開催地:新潟県新潟市
会場 :NOCプラザ新潟卸センター/NOCホール
所在地:新潟市東区卸新町2-853-3

日時 :10月18日(土)13:00-16:00
開催地:奈良県奈良市
会場 :奈良春日野国際フォーラム 甍~I・RA・KA~/会議室1・2
所在地:奈良市春日野町101

日時 :11月8日(土)13:00-16:00
開催地:大分県大分市
会場 :大分県消費生活・男女共同参画プラザ アイネス/大会議室
所在地:大分市東春日町1-1 Ns大分ビル1F

*時間は予定です

■入場無料
■各会場ともオンラインでの参加も可能
■参加申込方法:(申込先着順)
申込フォームにアクセスし、必要事項を入力の上お申込ください。
URL: https://hikikomori-voice-station.mhlw.go.jp/event/

画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/442288/LL_img_442288_3.jpeg
2024年度全国キャラバンの様子

【バーチャル「"HIKIKOMORI" ANYONE?他人事じゃないかも展」 8/1~】
ひきこもり当事者/経験者×クリエイターで共に「当事者の思い」を伝える作品を制作し展示するプロジェクトとして2025年2月実施した「"HIKIKOMORI" ANYONE?他人事じゃないかも展」を、当事者の方をはじめより多くの方々がアクセスできるようオンライン上でバーチャル「"HIKIKOMORI" ANYONE?他人事じゃないかも展」として8月より公開します。
バーチャル展の会場には、アバターになった宮本亞門さん「サイバー AMON」(声:宮本亞門)が登場します。

画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/442288/LL_img_442288_4.jpg
サイバーAMON

バーチャル展では、当事者×クリエイターによるコラボレーション作品を多数展示。
神奈川県横浜会場で実施する宮本亞門さんによる「人生ドラマグラフワークショップ」も、ドキュメンタリー映像作品として公開します。そのほか、音楽クリエイター ヒャダインさんや漫画家ひうらさとるさんをはじめ、さまざまなジャンルで活躍するクリエイターが、当事者/経験者が所属する当事者団体/支援団体を通して、当事者/経験者の方の思いを受けて制作した作品、実際に一緒に制作した作品などで、普段届けることが難しい当事者たちの声を届けます。

<展示内容>
・宮本亞門×経験者・家族ひきこもり人生ドラマ朗読劇(ドキュメンタリー映像作品)
・ヒャダイン×経験者ボカロHプロジェクト(※1)「カレンダー/七桁ラピ調r」(音楽映像作品)
・漫画家 ひうらさとる×当事者「とまった青春」(漫画作品)
・俳人 夏井いつき×写真家 百々新「ひきこもごも俳句フォト」
・現代美術家・社会活動家 渡辺篤(アイムヒア プロジェクト)「Your Moon」「ここに居ない人の灯り」(現代アート作品)
・現代美術家 池平徹兵×当事者20名「共鳴の宇宙」(現代アート作品)
・画家/アーティスト 井澤由花子×ひきこもり当事者のご家族「VOICE PAINTING:家族の風景」(映像作品)
ほか

画像5: https://www.atpress.ne.jp/releases/442288/LL_img_442288_10.png
ヒャダインさん
画像6: https://www.atpress.ne.jp/releases/442288/LL_img_442288_11.jpg
音楽映像作品

さらに今年は、ひきこもり経験者や家族の体験をプロの俳優が演じるショートムービー「ひきもこり人生ドラマ」なども制作し、バーチャル「"HIKIKOMORI" ANYONE?他人事じゃないかも展」に加えて、SNSなどでも発信します。


■公開予定:2025年8月1日(金)予定
https://hikikomori-voice-station.mhlw.go.jp


【シンポジウム「ひきこもりVOICE STATION フェス」 2026年1月】
2026年1月、渋谷にて開催予定です。

画像7: https://www.atpress.ne.jp/releases/442288/LL_img_442288_5.jpg
2024年度ひきもこりVOICE STATIONフェスの様子

※各イベント内容については変更の可能性もございます。詳細は随時発表します。


【「ひきこもりVOICE STATION 全国キャラバン in 神奈川」2025年8月23日(土)13:00-16:45(開場12:30)】
~宮本亞門さんによる人生ドラマグラフワークショップ ~

会場 :「ビジョンセンター横浜みなとみらい/701」
所在地:横浜市西区みなとみらい3-6-1 みなとみらいセンタービル7F
パネルトークテーマ「自立?自律?生きやすい社会はどっち?」

神奈川県横浜会場には、宮本亞門さんが参加し、「人生ドラマグラフワークショップ」を実施します。宮本亞門さんがファシリテーターを務め、事前に募集した12名(予定)のひきこもり経験者や家族が、自身の人生経験を朗読劇にする「人生ドラマグラフワークショップ」を、会場参加者とともに進めていきます。ワークショップを経て完成した朗読劇3作品はイベントの最後に会場内でお披露目します。
支援者・ひきこもり経験者によるパネルトークでは、「自立?自律?生きやすい社会はどっち?」をテーマに、支援の本質と課題を探ります。


【開催概要】
日時 : 2025年8月23日(土)13:00-16:45(開場12:30)
会場 : (1) ビジョンセンター横浜みなとみらい/701
横浜市西区みなとみらい3-6-1 みなとみらいセンタービル7F
(2) オンライン(Zoom)
お申込みURL: https://hikikomori-voice-station.mhlw.go.jp/event/


【スケジュール/内容】
13:00 宮本亞門さんによる人生ドラマグラフワークショップ
14:20 パネルトーク
テーマ:「自立?自律?生きやすい社会はどっち?」
15:30 朗読劇発表(約15分×3作品)


<パネルトークゲスト>
アンバサダー:石井 正宏 特定非営利活動法人パノラマ理事長
2000年よりひきこもり支援に取り組むNPOで活動後2009年に独立。予防型支援に取り組むため2011年から神奈川県立高校で有給職業体験バイターンや潜在的な支援ニーズにアプローチする図書館での交流相談を開始。2014年から校内居場所カフェを開始する。2015年にNPO法人パノラマを設立し、横浜北部エリアで小学生から8050問題まで、途切れのない支援の構築をミッションに活動。フジロックNGO VILLAGEの幹事を務める。

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石井 正宏 特定非営利活動法人パノラマ理事長

パネリスト:岡本 圭太 社会福祉士/精神保健福祉士/ひきこもり体験者
神奈川県横浜市出身。大学時代の就職活動の失敗を機に、家族や友人、親戚等から距離を置き、人との関わりを避けた日々を3年ほど送っていたひきこもり体験者。25歳でひきこもった生活に区切りをつけ、再び社会に参加するようになる。20代は神奈川県内でひきこもり当事者グループの参加・運営など、ボランティア的活動に携わる。30歳以降は、就労支援施設の相談員や福祉系の仕事に従事。これと並行して、各地でひきこもり等に関する講演活動もおこなっている。著書『ひきこもり時給2000円』(彩流社)。

画像9: https://www.atpress.ne.jp/releases/442288/LL_img_442288_7.jpg
岡本 圭太 社会福祉士/精神保健福祉士/ひきこもり体験者

パネリスト:奈良橋 修 生き×居きコミュニティ代表/ひきこもり経験者
「青少年・若者向けの居場所・サードスペース」である、生き×居きコミュニティを設立し15年、若者の支援期間に通い初めて20年が経過。働く事に対して生きづらさを感じていた中で、2005年1月から若者就職支援センターに利用者として通うようになり初めて若者の支援機関に繋がる。以降、その他の若者の就労支援機関や様々な体験を通じて、居場所づくりに興味・関心・課題を感じて現在の「生き×居きコミュニティ」を2010年に神奈川県立青少年センター青少年サポートプラザにて団体登録する形で設立。現在も横浜市・鎌倉市等で活動を継続中。

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奈良橋 修 生き×居きコミュニティ代表/ひきこもり経験者

パネリスト:長谷川俊雄 白梅学園大学名誉教授 社会福祉士、精神保健福祉士
NPO法人つながる会・代表理事social work Lab MIRAI・代表
横浜市役所・社会福祉職として寿生活館、福祉事務所、保健所に勤務、その後精神科クリニックPSWへ転職。その後、愛知県立大学、白梅学園大学で教員。保健・医療・福祉等の狭間に置かれる思春期・青年期の「生きづらさ」と家族であることの「苦しさ」を生み出す問題群に関心をもち実践と研究に取り組んできた。2011年にひきこもりの方々の居場所 「つながるcafe」、2023年に援助職支援と家族支援に取り組む「social work lab MIRAI」を 開設。ひきこもり支援ハンドブックの作成にかかわる調査研究事業検討委員会委員長をつとめた。「引きこもりの理解と援助」「ひきこもりケースの家族」等の著書がある。

画像11: https://www.atpress.ne.jp/releases/442288/LL_img_442288_9.jpeg
長谷川俊雄 白梅学園大学名誉教授 社会福祉士、精神保健福祉士

※1 「VOCALOID(ボーカロイド)」および「ボカロ」はヤマハ株式会社の登録商標です。


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プレスリリース提供元:@Press
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