プレスリリース

岐阜県中津川市における系統用蓄電池事業へ参入

2025年02月14日(金)15時45分
ID&E ホールディングス株式会社(本社:東京都千代田区、代表執行役社長:新屋 浩明)傘下の日本工営エナジーソリューションズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:横田 裕史、以下、日本工営エナジーソリューションズ)と、株式会社安藤・間(本社:東京都港区、代表取締役社長:国谷 一彦、以下、安藤ハザマ)は、両社が共同で出資する中津川蓄電所合同会社を通じて、系統用蓄電池事業を推進します。両社ともに日本国内において系統用蓄電池事業に参入するのは初の取り組みとなります。

近年、再生可能エネルギーの導入拡大に伴い、電力需給バランスの調整力として系統用蓄電池の重要性が高まっています。特に中部エリアでは、即応力が求められる一次・二次調整力の市場応札不足が顕著であることから、電力系統の安定化に寄与できる蓄電池の重要性が高まっています。本事業は、3つの電力市場(卸電力市場・需給調整市場・容量市場)での取引を通じて、中津川蓄電所の蓄電池を充放電することにより電力系統の安定化に寄与することを目的としており、日本においても欧州と同様の持続可能な補助金を活用しない純民間事業として成立すると見込んでいます。

日本工営エナジーソリューションズでは、2017年よりエネルギー市場が先行するベルギー、英国で蓄電池事業を展開しています。これまで欧州で培ってきた蓄電池事業開発、EPC、アグリゲーションのノウハウや、蓄電池を最適にコントロールするエネルギーマネジメントシステムの知見を活かし、本事業を推進します。

また、安藤ハザマでは、2021年にバイオマス発電事業への出資を決定するなど、再生可能エネルギー事業に取り組んでいます。本事業は再生可能エネルギーの導入拡大、ひいてはカーボンニュートラル達成に資する社会的意義の大きな事業と考え、参画するものです。

本事業は、出力20MW、容量80MWhの系統用蓄電池の建設を2025年3月に開始、2028年中の運転開始を目指します。

日本工営エナジーソリューションズは現代社会に欠かせない電力・エネルギーインフラを支える使命感を持ち、エネルギーを中心とした様々な社会課題に対して幅広くお客さまやパートナーのニーズに応え、新たな価値を創造・提供してまいります。

安藤ハザマは、長期ビジョン「安藤ハザマVISION2030」における4つの価値創造の一つとして「環境価値の創造」を掲げ、豊かな地球環境を次世代に引き継ぐことを目指しています。本事業を通じて脱炭素で低負荷な循環型社会の実現に貢献する取り組みを着実に推進してまいります。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/425670/LL_img_425670_1.jpg
中津川蓄電所完成イメージ

■本事業の概要
事業者 :中津川蓄電所合同会社
蓄電所名 :中津川蓄電所
蓄電池設置予定地:岐阜県中津川市
定格出力 :20MW
定格容量 :80MWh
蓄電池種別 :リチウムイオン電池
敷地面積 :約8,570m2
運転開始時期 :2028年(予定)
各社の主な役割 :日本工営エナジーソリューションズ:
電気工事監理、アグリゲーション、アセットマネジメント
安藤ハザマ:土木工事監理


■会社概要
会社名 :中津川蓄電所合同会社
所在地 :東京都千代田区麹町5-4
代表者の役職・氏名:代表社員 日本工営エナジーソリューションズ株式会社
職務執行者 長谷川 理雄
設立日 :2025年2月25日(予定)
出資者 :日本工営エナジーソリューションズ株式会社 50.1%
株式会社 安藤・間 49.9%


詳細はこちら
プレスリリース提供元:@Press
あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

米新規失業保険申請件数、1.6万件減の19.9万件

ビジネス

医薬品メーカー、米国で350品目値上げ トランプ氏

ビジネス

中国、人民元バスケットのウエート調整 円に代わりウ

ワールド

台湾は31日も警戒態勢維持、中国大規模演習終了を発
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:ISSUES 2026
特集:ISSUES 2026
2025年12月30日/2026年1月 6日号(12/23発売)

トランプの黄昏/中国AI/米なきアジア安全保障/核使用の現実味......世界の論点とキーパーソン

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめる「腸を守る」3つの習慣とは?
  • 2
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 3
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 4
    世界最大の都市ランキング...1位だった「東京」が3位…
  • 5
    「すでに気に入っている」...ジョージアの大臣が来日…
  • 6
    マイナ保険証があれば「おくすり手帳は要らない」と…
  • 7
    「衣装がしょぼすぎ...」ノーラン監督・最新作の予告…
  • 8
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」…
  • 9
    「サイエンス少年ではなかった」 テニス漬けの学生…
  • 10
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」と…
  • 1
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 2
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 3
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 4
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 5
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 6
    中国、インドをWTOに提訴...一体なぜ?
  • 7
    マイナ保険証があれば「おくすり手帳は要らない」と…
  • 8
    海水魚も淡水魚も一緒に飼育でき、水交換も不要...ど…
  • 9
    アベノミクス以降の日本経済は「異常」だった...10年…
  • 10
    「衣装がしょぼすぎ...」ノーラン監督・最新作の予告…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 3
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 4
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 5
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切…
  • 6
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした…
  • 7
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 8
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 9
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 10
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入と…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中