プレスリリース

レッドドット・デザイン賞2022をダブル受賞した小児補聴器「オーティコン プレイPX」9月28日発売

2022年09月28日(水)10時30分
110余年の歴史を持ち、デンマークに本社を置く補聴器メーカー、オーティコン補聴器(本社:神奈川県川崎市、プレジデント:木下 聡、以下 オーティコン)は、数々の国際的な技術賞を受賞したオーティコン モア補聴器の聴覚技術を導入した先進の小児補聴器シリーズ「オーティコン プレイPX (Oticon Play PX、以下 プレイPX)」を2022年9月28日(水)より全国のオーティコン補聴器取り扱い専門店、眼鏡店、百貨店にて販売を開始いたします。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/327125/LL_img_327125_1.png
オーティコン プレイPX

■プレイPXとは
プレイPXは、子どもの成長に合わせられるように設計された新たな小児用プラットフォームに高度な人工知能ディープニューラルネットワーク(DNN)を搭載した世界初*1の小児補聴器です。このDNN技術により、難聴の子どもたちは音の情景の全体像へのアクセスが可能になり、より自然な聞こえに近い体験をすることができます。またプレイPXは、国際的なデザイン賞の一つであるレッドドット・デザイン賞2022において医療機器部門とテクノロジー部門でダブル受賞を果たしています。プレイPXが子どもたちの日常生活に役立ち、子どもたちが自然に成長するために重要な音の意味を理解する手助けになることが評価されました。
*1 世界初(DNNを搭載した小児用補聴器)は2022.2月末時点です。(自社調べ)


■幼い子どもの脳での音処理を助け、聴覚システムのより自然な発達をサポート
子どもの聴覚システムの発達には、様々な意味を持つ音を聞くことが重要です。オーティコンのプレイPXはまさにそれを提供するために開発されました。プレイPXは、聞き取りの妨げとなる騒音をコントロールしながら、どのような環境でも、必要なすべての音にアクセスできるように子どもの脳がさまざまな音に対処して、自然に聞くことができるようにサポートします。オーティコンの最新プラットフォーム「ポラリス」を最適化し、先進の技術「モアサウンドテクノロジー」を小児向けに特別にアレンジしました。プレイPXは専用のソフトウェアオーティコンGenie2を使用し、聴覚ケア専門家、補聴器専門家の手によって調整が行われます。
このソフトウェアでは子どもの成長を考慮した年齢別の調整オプションがあらかじめ設定されており、子どもの聴覚システムのあらゆる発達段階において必要なサポートを行うことが可能になっています。
オーティコンのチーフオーディオロジスト、トーマス・ベーレンスは次のように述べます。「オーティコンは、難聴の子どもたちが成長の過程で、豊かな音の情景の中で自分に関連するすべての音にアクセスする必要があることを理解しています。先進の小児補聴器プレイPXはまさにそのために生まれました。幼少期から青年期にかけて急速に成長していく子どもたちにとって、あらゆる体験は脳を刺激し、重要なスキルや認知機能の発達をサポートする上で重要な役割を担っています。周囲の世界へのアクセスや十分なコミュニケーションなしには、難聴の子どもたちは感覚からの十分な入力を得ることができません。
だからこそ、モアサウンドテクノロジーに総称されるDNNを使った新しいアプローチの音声処理を子どもたちに届けるのです。オーティコン史上最も高度な処理技術を、年齢に応じて適応させることで、子どもたちが同年代の子どもたちと共に学び、発達目標を達成できるよう、より良いサポートを可能にしていきます。」


■子どもたちの健やかな成長と発達には、関連するすべての音に最適にアクセスできることが必要
最新の独立研究によって、子どもたちの成長と発達そして成熟には、関連するすべての音に最適にアクセスする必要があることが明らかになりました。また、難聴の子どもたちにとって、騒音や日常の複雑な聞こえの環境は困難なものであることも明らかになりました。オーティコンの新しい研究では、プレイPXが従来型の無指向性技術を用いた補聴器と比較し、あらゆる方向からのことばや音がより明瞭に認識でき、会話を想起できることを実証しています。注目すべきは、条件によっては、騒音下の環境であっても音声認識と想起が正常な聴力範囲と同様に可能なことです。より自然な方法で子どもの脳に音の情景の全体像へのアクセスを可能にすることで、コミュニケーションを改善し、日常の聞き取り環境への参加を促進します。
プレイPXは、言語、学習、感情、社会性の発達を最適にサポートします。


■次世代型の外部機器接続
プレイPXは教育現場向けに開発されたワイヤレスリモートマイクシステム(補聴援助システム)、Eduマイクに対応しています。iPhoneやASHA対応のAndroid(TM)スマートフォンとの直接ストリーミング*2も可能です。音楽に特化した補聴器プログラム「MyMusic」の使用では、これまで以上に音楽を楽しむこともできます。

*2 ダイレクトストリーミングは、iPhone 11以降、iPad Pro 12.9インチ(第5世代、第4世代)、iPad Pro 11インチ(第3世代、第2世代)、iPad Air(第4世代)、iPad mini(第6世代)で、ソフトウェアアップデート iOS 15.2およびiPadOS 15.2以降で利用可能。ASHA(補聴器用オーディオストリーミング):Android 10以上で、ASHA対応器種に対応、その他のAndroid端末ではEduマイクまたは、コネクトクリップを併用


■プレイPX製品情報
プレイPXは「プレイPX1」「プレイPX2」の2つの価格帯での展開。扱いやすい耳かけ型のミニBTEタイプとスタイリッシュなミニRITEスタイルは、それぞれ1日を通して利用可能な充電式*3と、空気電池式からお選びいただけます。また、低アレルギー素材を採用した優しいデザインは、頑丈でお子様の活発な生活の中で快適さと安全性を提供します。

スタイル:全4種類
ミニBTE T (312空気電池)/ミニ BTE R (充電式)
ミニRITE T (312空気電池)/ミニRITE R (充電式)

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/327125/LL_img_327125_2.jpg
全4種類

カラーバリエーション:全12色

画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/327125/LL_img_327125_3.jpg
全12色

適合範囲:ミニRITEスタイル60/85/100/105 (軽度~高重度)
ミニBTEスタイル85(軽度~高度)
付帯情報:防塵防水に関する国際保護等級IP68 日常防水仕様*4、
低アレルギー素材使用
製品価格:オープン価格(発売日:2022年9月28日)

*3 充電式は、卓上型、またはスマートチャージャーを併用、リチウムイオン充電池のパフォーマンスは、難聴の程度、ライフスタイル、ストリーミングの使用状況によって異なります

*4 オーティコンデンマーク本社において、第三者機関による認証取得

[レッドドット・デザイン賞2022について]
ドイツのDesign Zentrum Nordrhein Westfalenが主催する国際的なデザイン賞です。世界中のメーカーやデザイナーが、毎年レッドドット・コンテストに製品を出品。2022年は60ヶ国以上から応募された数千の製品が、独立した国際的な審査員によって個別に審査され、最も優れた革新的なデザインに対し受賞が決定されました。


【商標について】
Apple、Appleのロゴ、iPad、iPhone、iPod Touchは米国および他の国々で登録されたApple Inc.の商標です。App StoreはApple Inc. のサービスマークです。Android および Androidロゴ、Google PlayおよびGoogle PlayロゴはGoogle LLCの商標または登録商標です。Bluetooth(R)のワードマークおよびロゴはBluetooth SIG, Inc.が所有する登録商標であり、Demant A/Sはこれらのマークをライセンス契約に基づいて使用しています。


■「オーティコン補聴器」プレジデント 木下 聡のコメント
オーティコンは、難聴の子どもたちが成長の過程で、豊かな音の情景の中ですべての音にアクセスする必要があることを理解し、先進の小児補聴器プレイPXを開発しました。オーティコン史上最も高度な処理技術を年齢に応じて適応させたプレイPXが国際的なデザイン賞『レッドドット・デザイン賞2022』をダブル受賞したことを誇りに思い、日本でも発売できることをとても嬉しく思います。プレイPXが、難聴の子どもたちにとって同年代の子どもたちと共に学び、発達目標を達成するための、より良いパートナーとなれれば幸いです。

▼本リリース掲載サイト
https://www.oticon.co.jp/about/press/center/press-releases/2022/20220928

▼プレイPX製品サイト
https://www.oticon.co.jp/hearing-aid-users/hearing-aids/lineup/play-px

▼オーティコン 子どもの聞こえセミナー案内サイト
https://www.oticon.co.jp/event/seminar
※補聴器の早期装用や社会性の獲得をテーマに、9月28日よりオンラインで子どもの聞こえセミナーを開催

▼オーティコン プレイPX発売記念・キャンペーン案内サイト(10月10日公開予定)
https://oticon-playpx.jp
※家族で楽しめるアクティビティが当たるプレゼントキャンペーンを、10月10日より開催予定

▼オーティコン製品に関する資料請求・お問い合わせ
フリーダイヤル:0120-113321
営業時間 :9:30~17:30(土、日、祝日を除く)

◆その他、詳細は当社ホームページ https://www.oticon.co.jp/ をご覧ください。


【オーティコン補聴器について】
オーティコン(Oticon)は、1904年にデンマークで創設された補聴器業界におけるパイオニアです。企業理念として「Life-changing technology(ライフチェンジング テクノロジー)」を掲げ、難聴による制限のない世界の実現を目指し、製品開発と聴覚ケアの普及に取り組んでいます。オーティコンは補聴器業界で唯一、聞こえと脳に関する基礎研究所を擁するメーカーであり、そこに在籍する聴覚学、脳神経科学、電子工学など様々な分野の研究者と、13,000人以上のテストユーザーによって、常に先進的で革新的な補聴器テクノロジーが生み出されています。オーティコン製品の最大の特徴は、脳から聞こえを考える「BrainHearing(TM)(ブレインヒアリング)」というアプローチです。
「耳に音をどう届けるか」だけではなく、「脳が理解しやすい音を届けるにはどうするか」に着目した製品群は、第三者機関による確かなエビデンスに支えられ、世界100ヵ国以上で使用されています。日本でも1973年より補聴器の製造・販売を行っています。


【デマントグループについて】
デマントは、1904年にデンマークのオーデンセで補聴器の輸入商から始まり、のちに補聴器の製造や診断機器、人工内耳事業へと参入していきました。現在、世界130か国以上でビジネスを展開しています。デマントは2つの点で世界唯一の企業です。第一に聴覚ヘルスケアにおける全ての分野をカバーしていること、第二に慈善財団(ウィリアム・デマント財団)が所有する聴覚ヘルスケア企業であることです。全デマントグループ18,000人強の従業員とともに、聴覚ヘルスケアや聞こえの改善の研究、製品開発を行っています。


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プレスリリース提供元:@Press
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