Picture Power

【写真特集】シリコンバレー、格差社会の日常

UNIVERSITY AVENUE RUNS THROUGH IT

Photographs by LAURA MORTON

2020年02月20日(木)16時50分

パロアルトの高速道路を走る自転車と自動車。標識には対照的な2つの街を分けるように走るユニバーシティー・アベニューの名が

<世界的なIT企業が集まるこの地域に、巨万の富があふれるパロアルト市と、富とは無縁な東パロアルト市の対照的な街が隣り合っている>

言わずと知れたアメリカ情報産業の集積地、カリフォルニア州シリコンバレー。世界的な大企業が集まるこの地域に、対照的な街が隣り合っている。

一方はテック企業が生む巨万の富の恩恵を受けるパロアルト市。もう一方は富とは無縁の東パロアルト市で、この2市を分けるようにユニバーシティー・アベニューが走る。

パロアルトの1人当たり所得は約8万9000ドルで、アップルやフェイスブックなどの重役に名を連ねる億万長者が住む。貧困生活者の割合は6%以下だ。すぐ隣の東パロアルトの様子は全く違う。市民1人当たりの平均所得は約2万5000ドルで、貧困生活者率は12.6%。「西側」の2倍以上である。

だがフォトグラファーのローラ・モートンは、対照的な街の住人が取る似通った行動に焦点を当てた。富の有無や、特権的な立場にあるかそうでないかの差はあっても、社会で生きる人間が普遍的に見せる表情がある――。これはテック企業城下町に暮らす人々の日常を記録した作品だ。

ppalto02.jpg

↑パロアルトを走るユニバーシティー・アベニューの西側、1200番地に立ち並ぶ家々の前を犬を連れて歩く男女。この地域の住宅価格の中央値は約280万ドル

↓ユニバーシティー・アベニュー2200番地にある東パロアルトの家並み。この地域に立つ家の価格の中央値は約91万ドルで、「西側」の約3分の1程度だ

ppalto03.jpg


ppalto04.jpg

↑スタンフォード大学のチアリーディング部が、パロアルトの主要行事の1つ「メイ・フェイト・パレード」に向けてリハーサルをする

↓東パロアルトで行われたシンコ・デ・マヨ(5月5日の意味でメキシコの伝統的祝祭)のパレードで民族衣装を着て踊る人々

ppalto05.jpg
今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

アマゾン、米郵政公社経由の配送を大幅削減へ=関係者

ワールド

米、「麻薬密輸船」攻撃で157人殺害 国防総省高官

ワールド

イラン、クラスター弾でテルアビブ攻撃 ラリジャニ氏

ビジネス

ガソリンの全国平均価格、190.80円に上昇 最高
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:イラン革命防衛隊
特集:イラン革命防衛隊
2026年3月24日号(3/17発売)

イスラム神権国家を裏からコントロールする謎の軍隊の歴史と知られざる実力

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が発生し既に死者も、感染源は「ナイトクラブ」
  • 3
    住宅建設予定地に眠っていた「大量の埋蔵金」...現在の価値でどれくらい? 誰が何のために埋めた?
  • 4
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 5
    「ネタニヤフの指が6本」はなぜ死亡説につながったの…
  • 6
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 7
    ガソリン価格はどこまで上がるのか? 専門家が語る…
  • 8
    「危険な距離まで...」豪ヘリに中国海軍ヘリが異常接…
  • 9
    【衛星画像】イラン情勢緊迫、米強襲揚陸艦「トリポ…
  • 10
    モジタバの最高指導者就任は国民への「最大の侮辱」.…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」と言われる外国特派員の私が思うこと
  • 3
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製をモデルにした米国製ドローンを投入
  • 4
    「このままよりはマシだ」――なぜイランで米軍の攻撃…
  • 5
    職業別の収入に大変動......タクシー運転手・自動車…
  • 6
    ズボンを穿き忘れてる! 米セレブ、下を穿かず「目の…
  • 7
    世界の視線は中東から日本へ...企業主導で築くインド…
  • 8
    住宅建設予定地に眠っていた「大量の埋蔵金」...現在…
  • 9
    ショーン・ペンは黙らない――「ウクライナへの裏切り…
  • 10
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 5
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 6
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 7
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 8
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 9
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
  • 10
    「水道水」が筋トレの成果を左右する...私たちの体に…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story