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警官を見たら殺し屋と思え? アブなすぎるアメリカの実態
しかしながら。Officer Down Memorial Pageによると、この5カ月間で実際に現場で撃ち殺された警察官は全米で14人。もちろんこの数字も悲劇的だ。警察官は1人も死なないでほしい。でも前述の通り、同じ期間に殺されている民間人は385人に達する。そのうち16人は丸腰だった。警察官より、警察官に相対する民間人のほうが危険なのだ。
どうしてこんなことになってしまったのか。理由のひとつに、この数年で警察の訓練内容が変更したことが挙げられる。
以前は銃を使うときは Shoot then Assess(撃って判断する)というのが基本だった。これは必要なときに1、2発撃って、撃つのを止めて状況を見るということ。しかし、最近は Shoot and Assess(撃ちながら判断する)に基本が変わったという。
つまり状況を見る間もずっと打ち続けるのだ。1、2発ではなく、何発も撃つことになる。撃ちながらでは、状況判断能力も下がるだろう。運転中の携帯電話と同じく、「ながら」運転はやはりアウトなんじゃないかな。
これも含めて、アメリカの警察の訓練を直さないといけない。shoot and assessより、以前の shoot then assessの方がまだ「まし」だ。だが、それよりも assess then shoot(判断してから撃つ)、さらには assess then don't shoot(判断して撃たない)としていただきたい。
その日が来るまでは、しばらく安全な日本にいさせてくださいね。
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