コラム

同盟国を「侮辱」したトランプ発言、「アフガンで前線にいなかった」...NATO各国から批判殺到

2026年01月24日(土)13時22分

元米国防長官「同盟国を持たぬ国は衰退する」

親しみを込めてトランプ氏を「ダディ(父親)」と呼び、物議を醸したマルク・ルッテNATO事務総長は「アフガンで死という犠牲を払った米国人2人に対し、他の同盟国も家族のもとへ帰れなかった兵士が1人いる。米国が攻撃を受けたら同盟国は米国と共にいる」と強調した。

かつてジャーナリストとしてアフガンで取材したポーランドのラドスワフ・シコルスキ外相は「わが国の兵士の軍務を嘲笑う権利など誰にもない。同盟国とともに海外任務で払ったポーランド兵の犠牲は忘れられることはなく、過小評価されることも許されない」と静かに憤った。

第1次トランプ政権で国防長官を務めたジェームズ・マティス氏は「同盟国を持つ国は繁栄し、持たぬ国は衰退する。だが同盟とは単に署名された文書ではない。それは共に分かち合った犠牲(血)によって鍛え上げられた絆なのだ」と述懐している。

米国の時代は終わりを告げようとしている。それを私たちは目撃しているのかもしれない。

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プロフィール

木村正人

在ロンドン国際ジャーナリスト
元産経新聞ロンドン支局長。憲法改正(元慶応大学法科大学院非常勤講師)や国際政治、安全保障、欧州経済に詳しい。産経新聞大阪社会部・神戸支局で16年間、事件記者をした後、政治部・外信部のデスクも経験。2002~03年、米コロンビア大学東アジア研究所客員研究員。著書に『欧州 絶望の現場を歩く―広がるBrexitの衝撃』(ウェッジ)、『EU崩壊』『見えない世界戦争「サイバー戦」最新報告』(いずれも新潮新書)。
masakimu50@gmail.com
twitter.com/masakimu41

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