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ゴキブリが大量発生、カニやロブスターが減少...観測史上最も暖かい年となった英国で起こったこと
イングランド南西部沖へのタコの流入が過去75年間で最高
英紙タイムズ(12月22日付)は、野生生物トラストが英イングランド南西部沖へのタコの流入が過去75年間で最高記録を更新したとして今年を「タコの年」と宣言したと報じた。コーンウォール野生生物トラストによれば温暖な春と穏やかな冬が「タコ大発生」を引き起こした。
同トラストの推定では今年デヴォンとコーンウォール沖に現れたタコは23万匹に上り、平均的な年の3万匹と比較して激増、1950年以来最多を記録した。沿岸ではタコが歩く姿や交尾したり、水中カメラをつかもうとしたりする姿まで目撃されている。
増殖したタコが捕獲カゴのロブスターやカニを食べるため漁師は大損害を受けている。カニ漁師はほとんど獲れなかったタコが1日で1000キログラムも獲れるようになったと報告している。増加しているのは主にマダコで英国の在来種だが、多くはより温暖な地中海に生息している。
一時的な大発生なのか、気候変動による海洋生態系の永続的な変化なのか、さらなる調査が進められている。このほかにも温暖化による生態系の劇的な変化が数多く報告されている。海水温の上昇や記録的な暖冬・猛暑が動植物の生息域や行動に直接的な影響を与えている。
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