コラム

アフガンの20年戦争が残した負の遺産「日本も難民受け入れを」

2021年09月02日(木)11時04分

「危険が迫る人々をできるだけ早くイギリスに移さなければならない。今、支援しなければ1週間後、2週間後、数カ月後に生きている保証はない。タリバンが変わったとは一瞬たりとも信じられない。それは彼らの宣伝活動に過ぎない。タリバンは合法的な政府として認められたいが、カブール以外の地域では一軒一軒回って人々を射殺している」

「私は女性としてタリバンを信じていない。彼らのイスラム教の考え方も信用できない。イギリスは『グローバル・ブリテン』の旗を掲げているが、いまアフガンのために立ち上がらなければ『グローバル・ブリテン』の意味がない。アフガンが連日のように男女が殺されるテロ国家になることを許してはならない」とシャブナムさんは語気を強めた。

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長男ダリウス・ナシミさん (筆者撮影)

長男のダリウス・ナシミさん(22)は「アフガンは第2の日本のようになると思っていた。バイデン大統領がアフガンを去ったのは間違いだ。アフガンにもっと多くの軍隊を派遣するよう英政府に働きかけている」と話す。ノラルハクさん、シャブナムさん、ダリウスさんの親子3人はアフガンの声を政治に届けるため、来年の統一地方選に出馬するという。


プロフィール

木村正人

在ロンドン国際ジャーナリスト
元産経新聞ロンドン支局長。憲法改正(元慶応大学法科大学院非常勤講師)や国際政治、安全保障、欧州経済に詳しい。産経新聞大阪社会部・神戸支局で16年間、事件記者をした後、政治部・外信部のデスクも経験。2002~03年、米コロンビア大学東アジア研究所客員研究員。著書に『欧州 絶望の現場を歩く―広がるBrexitの衝撃』(ウェッジ)、『EU崩壊』『見えない世界戦争「サイバー戦」最新報告』(いずれも新潮新書)。
masakimu50@gmail.com
twitter.com/masakimu41

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