コラム

アメリカが経済協力から撤退した今、日本が世界のODAで旗を振れ

2025年05月27日(火)14時30分

そこで政府やJICAで何ができるかと言ったら、輸送面を中心としたインフラの建設や企業経営講座だろう。即効性に欠けるが、中国、東南アジアでは非常に効いた。

アメリカが手を引いた今、日本がOECD、グローバルサウスの諸国を巻き込んで、世界の議論を大いにかき回したい。


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2025年6月10日号(6月3日発売)は「韓国新大統領」特集。出直し大統領選を制する「政策なきポピュリスト」李在明の多難な前途――執筆:木村 幹(神戸大大学院教授)

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プロフィール

河東哲夫

(かわとう・あきお)外交アナリスト。
外交官としてロシア公使、ウズベキスタン大使などを歴任。メールマガジン『文明の万華鏡』を主宰。著書に『米・中・ロシア 虚像に怯えるな』(草思社)など。最新刊は『日本がウクライナになる日』(CCCメディアハウス)  <筆者の過去記事一覧はこちら

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