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最大野党(のはず)の英労働党が崩壊寸前
もちろん政党は時代の変化に対応しなければならないし、アイデンティティーを変化させることもある。とはいえ労働党は、まったく誤った方向に舵を取り、広い支持を得られない「過激」な政策に向かったようだ。これまで支持基盤だった場所で、労働党の支持は弱体化している。スコットランドでは、今ではスコットランド民族党が政治を引っ張っている。イングランドとウェールズの労働者階級地域では、イギリス独立党(UKIP)が大きな支持を集めている。
一方、保守党はイングランドの労働者階級から常に広く支持されてきた。ブレグジットの選択にうまく対応し、移民の制限に取り組んで、安定の経済政策を示すことができれば、保守党は労働党に不満を抱く労働党支持層も取り込むことができるかもしれない。
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かたや第3政党の自由民主党は、今こそ自分たちが「中道左派」の主要野党になれる歴史的チャンスとみている。
僕は今の状態を「労働党の死」とは言わない。なぜなら労働党は国民からそっぽを向かれた80年代を経て、復活を遂げた経験があるからだ(保守党も90年代後半から総選挙に連続して敗北するなど、同じような最悪の時代を味わった)。しかしどちらの場合も、再び与党に返り咲くまで一世代ほどの時間を必要とした。加えて今の労働党を見る限り、状況はさらに危機的だ。かつてのような復活劇を成し遂げられるとは、とても思えない。
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