原油先物は反落、トランプ氏がイランのエネ施設攻撃を10日間停止
写真はイラクのバスラの油田で作業する作業員。3月4日、イラクのバスラで撮影。REUTERS/Essam Al-Sudani
[パース 27日 ロイター] - 27日のアジア時間の原油先物価格は反落している。トランプ米大統領がイランとの戦争終結に向けた協議は「非常に順調」と述べ、エネルギー施設への攻撃を10日間停止すると発表したことが背景。週間ベースでも下落している。
0024GMT(日本時間午前9時24分)時点で、北海ブレント先物は0.90ドル(0.8%)安の1バレル=107.11ドル。米WTI先物は0.83ドル(0.88%)安の93.65ドル。
前日は北海ブレントが5.7%、WTIが4.6%それぞれ上昇した。戦争のさらなるエスカレーションへの懸念が背景だが、ブレント期近物の取引高は2月27日以来の低水準にとどまった。
一方、トランプ氏が戦争終結の見通しに前向きな姿勢を示す中、北海ブレントは週間で6週間ぶり、WTIは2週連続でそれぞれ値下がりしている。
トランプ氏は26日、「イラン政府の要請に基づき、エネルギー施設の破壊を4月6日東部時間午後8時まで10日間停止する」と交流サイト(SNS)に投稿。「協議は継続中で、フェイクニュースメディアやその他からの誤った情報とは裏腹に、非常に順調に進んでいる」と述べた。
イラン高官は26日、ロイターに対し、パキスタン経由で伝えられた米国の交戦終結提案に対するイランの当初の反応は「一方的で不公平だ」というものだったと明らかにした。ただ、外交の道が閉ざされたわけではなく、米政府側で現実主義が優勢になれば、まだ前進の道が見つかる可能性があるとも述べた。
一方、米国防総省が精鋭部隊である第82空挺師団から数千人の兵士を中東に派遣する計画だと、関係筋2人が24日、ロイターに対し明らかにした。
豪投資銀行大手マッコーリー・グループのシェマラ・ウィクラマナヤケ最高経営責任者(CEO)は26日、「市場は現時点で、特に原油に関して大きな影響を織り込んでいない。フォワードカーブを見ると、事態は比較的早期に終結し、速やかに安定するという想定になっている」と述べた。





