午前のドルは159円半ばへ小幅安、手控えムード イラン巡る解決に懐疑的見方も
ホルムズ海峡を示す地図とトランプ米大統領を3Dプリントしたミニチュア模型。3月23日撮影。REUTERS/Dado Ruvic
Atsuko Aoyama
[東京 27日 ロイター] - 午前のドルは159円半ばと、朝方の水準からややドル安/円高で推移している。イラン情勢の先行きが読めない中で週末を迎えるため手控えムードとなっているほか、ドル160円の節目を前に、介入への警戒感などから足踏みもみられる。イランのエネルギー施設攻撃をトランプ米大統領が再延期したにもかかわらず市場の反応は一時的にとどまったとして、解決に懐疑的な市場のセンチメントを反映しているとの見方も聞かれた。
朝方に159円後半で推移していたドルは、仲値公示前に159円半ばへと軟化。仲値ではドルが余剰気味だったとの見方が聞かれた。仲値前には、片山さつき財務相が為替円安について、「より緊張感を持って、断固たる措置も含め対応するに尽きる」と述べていた。
全般的に小動きが続いており、イラン情勢がどう転ぶか進展が見えない中、「週をまたぐポジションを持ちにくい」(国内銀行のストラテジスト)ことも影響していそうだとの声も聞かれる。
三菱UFJ信託銀行の酒井基成・資金為替部マーケット営業課課長は、トランプ米大統領の攻撃再延期表明にもかかわらず、「市場にあまり響いておらず、(解決に)懐疑的な市場のセンチメントを表しているのではないか」と話す。交渉の難航を示すイラン側からの材料が出れば、ドル買い/円売りが勢いづく可能性もあるとしている。
一方、ドル160円の節目が近づく中、為替介入も意識され、円の下値が支えられている面がある。円買い介入は、投機筋の円売りが大きく膨らんだタイミングで行うのが効果的とされるが、三菱UFJ信託銀の酒井氏は、介入で値幅を伴うためには円売りポジションの傾きが「まだ足りない」との見方を示す。
投機筋のポジション動向を映すIMM通貨先物の非商業(投機)部門の取組状況によると、円の売り越しは直近の数字で6.7万枚。前回24年7月の介入直前に円の売り越しは18万枚超まで膨らんでいた。





