ブラジル、原油高でインフレ率の目標超え続く見通し=中銀報告書
ブラジル中央銀行のロゴ。ブラジリアで24年12月撮影。REUTERS/Adriano Machado
Marcela Ayres
[ブラジリア 26日 ロイター] - ブラジル中央銀行は26日公表した四半期金融政策報告書で、米国・イスラエルとイランの紛争に起因する原油高を主因としてインフレ率が年内に上昇し、見通し期間全体を通じて物価目標の3%を上回り続けるとの予想を示した。
昨年4.26%だったインフレ率は、今年第1・四半期に年率3.6%に減速するが、年末にかけて上昇傾向をたどると予想。その後は再び減速傾向になるものの、見通し期間最終四半期である2028年第3・四半期でも年率3.1%と、目標の3%を上回ったままだと予想した。
経済政策担当暫定ディレクターのパウロ・ピチェッティ氏は記者会見で「紛争の展開、期間、激しさに関して大きな不確実性がある」と説明。ガリポロ総裁は、中東紛争の影響を理解するには時間を要するとし、「次の政策会合までには情報が増えるだろう」と言い添えた。
中銀は先週、今年のインフレ率予想を3.9%と発表。四半期報告書では2027年のインフレ率が3.3%になるとの見通しを示した。
中銀は先週利下げサイクルを開始し、政策金利を25ベーシスポイント引き下げて14.75%としたが、中東紛争を原因とするインフレ懸念などから、利下げ幅は当初の予想より小さかった。





