ヨルダン川西岸、過去1年でパレスチナ人3.6万人超が強制避難=国連
国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)は17日、ヨルダン川西岸におけるイスラエルの入植地拡大とそれに伴う暴力で、過去1年間に3万6000人以上のパレスチナ人が強制的に避難させられたと発表した。2月にヨルダン川西岸のイスラエル入植地で撮影(2026年 ロイター/Ammar Awad)
[ベルリン 17日 ロイター] - 国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)は17日、ヨルダン川西岸におけるイスラエルの入植地拡大とそれに伴う暴力で、過去1年間に3万6000人以上のパレスチナ人が強制的に避難させられたと発表した。
2025年10月31日までの12か月間を対象とした国連報告によると、イスラエルは東エルサレムを含むヨルダン川西岸の大部分で入植を加速。特に23年10月のパレスチナ自治区ガザでの戦闘開始以来、入植者によるパレスチナ人への暴力行為が前期の1400件から1732件に急増したという。
ジュネーブのイスラエル常駐代表部は、報告書への対応を検討中と説明した。同代表部はこれまでイスラエルの行動に関する報告書を否定しており、先月にはOHCHRは信頼性を失ったと表明していた。
報告書は、入植者の暴力行為について「組織的かつ戦略的、またほとんど抵抗を受けることなく」継続されており、しばしばイスラエル当局による助長や加担が見られると指摘。ガザにおける大規模な避難と避難規模とパターンが一致している点は組織的な強制移住政策を示唆しており、「民族浄化」に相当する可能性があるとした。先月の報告でも同様の懸念が示されていた。





