xAIの対オープンAI営業秘密訴訟を却下、再提訴は可能 米連邦地裁
米カリフォルニア州サンフランシスコの連邦地裁は24日、米実業家イーロン・マスク氏が率いる人工知能(AI)新興企業xAIが、競合するオープンAIに営業秘密を盗用されたとして起こした訴訟を却下した。(2026年 ロイター/Dado Ruvic)
[24日 ロイター] - 米カリフォルニア州サンフランシスコの連邦地裁は24日、米実業家イーロン・マスク氏が率いる人工知能(AI)新興企業xAIが、競合するオープンAIに営業秘密を盗用されたとして起こした訴訟を却下した。
リタ・リン連邦地裁判事は、訴えの再提出は可能としつつ、現時点ではオープンAIによる不正行為を裏付ける主張が不十分だと判断した。
訴状は昨年9月に提出された。xAIは、自社の対話型AI「Grok(グロック)」に関するソースコードや機密情報を、退職した元従業員が持ち出し、転職先のオープンAIに提供したと主張していた。
リン判事は「特に欠けているのはオープンAI自身の行為に関する主張だ」と指摘。「xAIは、オープンAIが元従業員に営業秘密の窃取をそそのかした事実や、元従業員がオープンAIでの勤務中に盗まれた秘密を使用した事実を示していない」と述べた。
同判事は1月の意見書でオープンAI側に有利な判断を示唆していた。xAIには3月17日までに修正訴状を提出する期限が与えられた。
xAIは別途、元エンジニアのシュエチェン・リー氏を相手取り、営業秘密を持ち出したとして提訴している。同氏はxAIの技術をオープンAIと共有することを禁じられている。一方、オープンAIは、リー氏は同社で勤務したことはなく、xAIの秘密情報を取得・使用した事実もないと主張している。
今回の訴訟は、マスク氏とマイクロソフトが出資するオープンAIとの間で続く広範な法廷闘争の一環。マスク氏は、自らが共同創業したオープンAIが営利企業へ転換したことを巡っても提訴しており、同件では最大1345億ドルの損害賠償を求めている。陪審員選定は4月27日に予定されている。
オープンAIは法廷文書で、今回の営業秘密訴訟について「根拠のない法的主張で競合相手を嫌がらせするキャンペーンの一環だ」と反論し、GrokがChatGPTに太刀打ちできないためだと主張している。





