最高裁の関税判決、トランプ大統領の影響力を低下させた=米財務長官
スコット・ベセント米財務長官は、2026年2月4日、ワシントンD.C.のキャピトル・ヒルで行われた下院金融サービス委員会の金融安定監督評議会(FSOC)年次報告書に関する公聴会で証言した。ロイター/カイリー・クーパー
[20日 ロイター] - ベセント米財務長官は20日、トランプ政権が導入した関税措置に連邦最高裁が違法との判決を下したことを受けて、トランプ米大統領の影響力を低下させたと述べた。
フォックス・ニュースの「ウィル・ケイン・ショー」で語った。
ベセント氏は、「最高裁は大統領の影響力を奪ったが、大統領には完全な禁輸措置を取る権利があると認めたため、ある意味では大統領の影響力はより大きなものになった」と指摘。「各国の関税水準は再び同じになる。ただ、以前よりは直接的ではなく、少し複雑な形になるだけだ」とした。
またベセント氏は、過去1年間にトランプ政権と締結した貿易協定を全ての国が尊重すると信じていると述べた。
さらに、2026年の米国経済は少なくとも3.5%の成長が見込めるとの見通しを示した。
米商務省が発表した25年10─12月期のGDP速報値は年率換算で前期比1.4%増。連邦支出は16.6%減と、減少率は1970年代以来の大きさだった。25年10月1日─11月12日までの政府機関閉鎖により、成長率は1.15%ポイント低下したと推定されている。nL6N3ZG0WZ
ベセント氏はこれについて、政府機関の一部閉鎖と米国自動車メーカーによる多額の損失償却が影響したとし、GDP成長率は100─200ベーシスポイント(bp)高かった可能性があると述べた。





