ニュース速報
ワールド

韓国、年初の外平債発行検討 外貨準備増強=関係筋

2026年01月13日(火)17時18分

 1月13日 韓国が、外貨準備を増強するため、早ければ今月中にも外国為替平衡基金債(外平債)の発行を検討していることが、事情に詳しい企画財政省関係者の話で明らかになった。写真は5万ウォン札。2010年10月、ソウルで撮影(2026年 ロイター/Lee Jae-Won)

Seunggyu ‍Lim

[ソウル 13日 ロイター‌] - 韓国が、外貨準備を増強するため、早ければ今月中にも外国為替平衡基金債(外平債)の発行‌を検討しているこ​とが、事情に詳しい企画財政省関係者の話で明らかになった。

同関係者は「昨年末から外貨建て債券の発行準備を進めている」とし「市場の状況を見極める必要がある‌が(発行時期として)1月末や2月を排除できない」と述べた。

同省報道官はコメントを避けた。

外平債は為替介入の重要な手段。調達した資金は外貨準備の拡充、多様化、補充に充てられ、極端な市場変動時に市場を安定させるために用いられる。

13日の韓国ウォンは0.5%安の1ドル=1475.4ウォンと、10営業日続落。予定され​る米国への3500億ドルの資本流出を巡る懸⁠念が引き続きセンチメントの重石となっている。

政‍府は今年の外平債の発行上限を当初計画の14億ドルから50億ドルに引き上げている。

この問題を直接知る業界関係者によると、政府はバンク・オブ・アメリカ、シティ、JPモルガン、‍クレディ・アグリコル、KBセキュリティーズを‍ブッ‌クランナーに指名した。

BNPパリバのアジ‍ア新興国市場担当金利・為替ストラテジスト、チャンドレッシュ・ジェイン氏は「外平債発行は韓国中央銀行が再び為替市場に介入する必要が生じた場合に使用できるドルの蓄積に役立つとわ⁠れわれは考えている。韓国は過去にもこうしたことを行っており、新たな措置ではなく、⁠通貨安阻止の意思を再確認し‍たものだ」と述べた。

ウォンは昨年後半、対ドルで7%以上下落。アジアで最もパフォーマンスの悪い通貨の1つと​なった。

外貨準備高は12月末時点で4280億5000万ドルと、前月末から26億ドル減少。為替市場の安定化措置に伴い、月間の減少幅としては8カ月ぶりの大幅減少となった。

ロイター
Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

中国製造業PMI、2月は2カ月連続で50割れ 民間

ワールド

米ベスト・バイ、メモリー高騰への対応に奔走 関税負

ワールド

トランプ関税返還訴訟が国際貿易裁判所に殺到、200

ワールド

米中間選挙に向け予備選始まる、テキサス州接戦 イラ
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプのイラン攻撃
特集:トランプのイラン攻撃
2026年3月10日号(3/ 3発売)

核開発の断念を迫るトランプ政権が攻撃を開始。イランとアメリカの本格戦争は始まるのか?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビザの壁、会社都合の解雇、帰国後も続く苦境
  • 2
    縫いぐるみが相棒、孤独なサル「パンチくん」がバズった理由
  • 3
    サファリ中の女性に悲劇...ライオンに「くわえ去られる」衝撃映像にネット騒然
  • 4
    少子化に悩む韓国で出生率回復...昨年過去最大の伸び…
  • 5
    イラン猛反撃、同士討ちまで起きる防空戦はいつまで…
  • 6
    核合意寸前、米国がイラン攻撃に踏み切った理由
  • 7
    「死体を運んでる...」Google Earthで表示される「不…
  • 8
    人気の女性インフルエンサー、「直視できない」すご…
  • 9
    イランへの直接攻撃は世界を変えた...秩序が崩壊する…
  • 10
    「日本食ブーム」は止まらない...抹茶、日本酒に「あ…
  • 1
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからくりとリスク
  • 2
    村瀬心椛は「トップでなければおかしい」...スノボの謎判定に「怒りの鉄拳」、木俣椋真の1980には「ぼやき」も
  • 3
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビザの壁、会社都合の解雇、帰国後も続く苦境
  • 4
    BTS復活...でも、韓国エンタメが「苦境」に陥っている
  • 5
    中国、4隻目の空母は原子力艦か──世界3番目の原子力…
  • 6
    縫いぐるみが相棒、孤独なサル「パンチくん」がバズ…
  • 7
    「毎日が人生最後の日」だと思って酒を飲む...84歳医…
  • 8
    少女買春に加え、国家機密の横流しまで...アンドルー…
  • 9
    中国で今まで発見されたことがないような恐竜の化石…
  • 10
    サファリ中の女性に悲劇...ライオンに「くわえ去られ…
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 3
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 4
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 5
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 6
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 7
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 8
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中