25年の中国成長率、実際は2─3%台か 公式値の半分=調査
中国江蘇省南京のショッピングモールで12日撮影。REUTERS/Go Nakamura
Joe Cash
[北京 22日 ロイター] - シンクタンクのロジウム・グループは、中国経済の2025年の成長率は2.5─3%にとどまったとの推計を発表した。これは公式データが示唆するペースのほぼ半分となる。年後半の固定資産投資の落ち込みが響いたという。
毎年3月に開催される全国人民代表大会(全人代、国会に相当)では、次の5カ年計画を発表する際、年間成長率目標の「約5%」を達成したと発表すると予想される。
しかし、ロジウム・グループによると、約5000億ドルの需要損失が計上されていない。報告書は「中国の25年の経済成長は、年後半に投資が単に減少したのか、それとも崩壊したのかにかかっている」とし、固定資産投資の減少を示すものの資本形成は依然としてGDPにプラスの貢献をしているように見えるデータの矛盾を指摘した。
中国国家統計局はコメント要請に直ちには応じなかった。
ロジウム・グループは、26年についても、1─2.5%の成長にとどまると予測している。これは国際通貨基金(IMF)の予測である4.5%を大きく下回る。





