サウジ原油輸出、10月は2年半ぶり高水準 生産量も増加
共同石油統計イニシアチブ(JODI)が18日公表した統計によると、10月のサウジアラビアの原油輸出が2023年4月以来の高水準に達した。 写真は2018年5月、サウジアラビアのラスタヌラにある石油ターミナルで撮影(2025年 ロイター/Ahmed Jadallah)
[18日 ロイター] - 共同石油統計イニシアチブ(JODI)が18日公表した統計によると、10月のサウジアラビアの原油輸出が2023年4月以来の高水準に達した。
世界最大の石油輸出国であるサウジの原油輸出は日量710万バレルで、9月の646万バレルから増加した。
一方、原油生産量は日量約1000万バレルとなり、こちらも2年半ぶりの高水準となった。9月は996万6000バレルだった。
製油所における原油処理量は日量271万2000バレルと、9月から7.8%減少。一方、原油の直接燃焼量は日量9万2000バレル減少し、39万3000バレルとなった。
UBSのアナリスト、ジョバンニ・スタウノボ氏は、「石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなどの非加盟国で構成するOPECプラスの主要8カ国が10月に一段と減産を縮小し、国内需要が季節的に減少したことで輸出用の原油供給が増加した」と述べた。
サウジなどOPEC加盟国はJODIに毎月の輸出量を報告している。





