金価格、来年4900ドルに上昇へ 銅値固め・原油は下落=ゴールドマン
写真は金。2018年10月、ウガンダのエンテベで撮影。REUTERS/Baz Ratner
[18日 ロイター] - ゴールドマン・サックスは18日、2026年の商品価格見通しを公表し、同年12月までに金価格が14%上昇し1オンス=4900ドルに達するとの予想を示した。この予想は基本シナリオで、個人投資家に買い手が広がる可能性を踏まえると上振れリスクがあるとした。
各国中央銀行による需要が構造的に強いほか、米連邦準備理事会(FRB)の利下げも金相場を押し上げると見込み、引き続き買い持ちを推奨した。
銅価格については、米国が27年に精錬銅に関税を課すとの発表を来年半ばに行う可能性があり、それまで不透明感が続くという基本シナリオの下、来年は値固めし、平均1トン=1万1400ドルで推移すると予想した。
原油相場については、北海ブレントと米WTIがさらに下落し、来年の平均はそれぞれ1バレル=56ドルと52ドルになると予想した。
「大規模な供給障害や石油輸出国機構(OPEC)の減産がない限り、26年以降の需給均衡には26年の原油価格下落が必要になる」とした。





