トランプ氏、メキシコなどの麻薬組織へ武力行使検討 ベネズエラ攻撃も否定せず
写真は11月27日、ベネズエラのカラカスで撮影。REUTERS/Gaby Oraa
[9日 ロイター] - トランプ米大統領は9日公開されたニュースサイト、ポリティコのインタビューで、米国への麻薬密輸に関与していると見なすベネズエラのマドゥロ政権を打倒する取り組みの一環として、地上攻撃に踏み切る可能性を再び否定しなかった。
8日に行われたインタビューでトランプ氏は、軍事戦略を議論するのは望まないとした上で、「可能性を排除も確定もしたくない」と語った。
また麻薬取引が活発なメキシコ、コロンビアなど他の国の標的への武力行使を検討するかと聞かれると、「そうする」と答えた。
トランプ政権の国家安全保障担当高官らは9日、麻薬密輸を巡るベネズエラに対する政権の活動について、議員らへの説明を行った。
さらなる情報を求める議員らの声を受け、ルビオ国務長官、ヘグセス国防長官、ケイン統合参謀本部議長、ラトクリフ中央情報局(CIA)長官が、情報委員会と上下両院の共和、民主両党の指導部で構成される議会の有力議員グループ「 ギャング・オブ・エイト」に対し、機密のブリーフィングを実施した。
民主党上院トップのシューマー院内総務は会議後、「彼らの戦略と行動について尋ねたが、またしても全く満足のいく答えは得られなかった」と不満をもらした。
共和党議員らは総じてコメントを控え、依然としてこの問題を精査中と述べるにとどめた。
トランプ氏はインタビューで欧州の政治指導者にも言及。「彼らは弱い。彼らはとにかく『政治的な正しさ』を欲する。彼らはどうすれば良いか分かっていない」と指摘した。
米政府は5日公表した国家安全保障戦略で欧州が「文明消滅」の危機に直面していると警告し、欧州政治の現状に対するトランプ氏の不満をにじませていた。
一方欧州連合(EU)欧州委員会の広報担当者は「われわれは傑出した指導者に恵まれていることを非常に喜ばしく思い、感謝していると確認する以外のコメントは差し控えたい」と述べつつ、彼らは貿易問題から近隣の戦争までさまざまな課題に直面するEUを率いて欧州が結束可能だと証明していると付け加えた。
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