金融政策の具体的手法、日銀に委ねられるべき=高市首相
12月9日、高市早苗首相は衆院予算委員会で、金融政策の具体的手法は日銀に委ねられるべきだと語った。写真は国会で10月撮影(2025年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)
[東京 9日 ロイター] - 高市早苗首相は9日の衆院予算委員会で、金融政策の具体的手法は日銀に委ねられるべきだと語った。
藤岡たかお委員(立憲)への答弁。
藤岡氏は物価高対策には金融政策も活用すべきだとし、金融緩和の範囲内の調節なら利上げを容認するかと首相に尋ねた。
首相は日銀総裁との面会時に自身は記者会見しておらず、中でのやりとりについてはコメントしないとした。そのうえで「マクロ経済政策の最終的責任は政府が持つものだ。日銀の金融政策は経済政策の一環でなすものであることを踏まえ、政府と意思疎通を図ることが求められる」としつつ「金融政策の具体的手法は、日銀に委ねられるべきだ」との考えを示した。
次の金融政策決定会合で利上げが議題となっても議決延期請求は考えないかとの質問には「この場でコメントするわけにはいかない」と答えた。





