原油先物は続落、供給過剰への懸念広がる

２０２４年７月１４日、フランスの原油採掘現場。 REUTERS/Benoit Tessier

Katya Golubkova

[東京 ３日 ロイター] - ３日の原油先物価格は２営業日続落。米在庫の増加に伴って供給過剰への懸念が広がっている。

０２２１ＧＭＴ（日本時間午前１１時２１分）時点で、北海ブレント先物は０．１３ドル（０．２１％）安の１バレル＝６２．３２ドル。米ＷＴＩ先物は０．１２ドル（０．２０％）安の５８．５２ドル。

前営業日はそれぞれ１．１％安、１．２％安。

ロシアのプーチン大統領とトランプ米政権のウィットコフ中東担当特使が２日、モスクワで会談し、ウクライナ和平案について協議した。会談は深夜まで約５時間に及んだが、妥協には至らなかった。ロシア大統領府が３日発表した。

ＩＧのマーケット・アナリスト、トニー・シカモア氏はノートで、協議がまとまらないという懸念にもかかわらず、「供給過剰と軟調な需要に対する懸念が引き続き原油価格の重荷となっている」と述べた。

米石油協会（ＡＰＩ）の発表によると、１１月２８日に終了した週の原油在庫は２４８万バレル増加、ガソリン在庫は３１４万バレル増加、留出油在庫は２８８万バレル増加した。