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カザフ、CPC石油施設への攻撃中止要請 ウクライナ攻撃受け
2025年12月01日(月)09時59分
Guy Faulconbridge Vladimir Soldatkin
[モスクワ 30日 ロイター] - カザフスタンは30日、ウクライナに対し、世界の原油の1%余りを取り扱うカスピ海パイプライン・コンソーシアム(CPC)の黒海ターミナルを攻撃しないよう求めた。
CPCは29日、ウクライナの無人艇による攻撃で黒海ターミナルの係留施設が大きな被害を受けたため、操業を停止したと明らかにしていた。[][]
ウクライナは今年、ロシアの軍需経済にとって最も重要な収入源の一つを弱体化させようと、ロシアの石油精製所や原油ターミナルに対して相次いで攻撃している。
CPCはロシアと黒海ターミナルを経由して主にカザフスタンから原油を輸出。同国の石油輸出の約80%を占め、昨年の輸出量は約6860万トンだった。
カザフスタン外務省は、ウクライナの攻撃に抗議を表明し、「カザフスタン共和国とウクライナの二国間関係を害する行為と見なし、ウクライナ側が今後同様の事件を防止するための効果的な措置を取ることを期待する」と述べた。





