ニュース速報
ワールド

米銃撃で負傷の州兵1人死亡、アフガン出身容疑者を捜査 移民審査に影響も

2025年11月28日(金)09時52分

2025年11月26日、米ホワイトハウス付近で撮影。REUTERS/Nathan Howard

Jasper Ward Lucia Mutikani Julia Harte

[ワシントン 27日 ロイター] - トランプ米大統領は27日、首都ワシントンのホワイトハウス近くで26日に発生した州兵銃撃事件で重傷を負った州兵2人のうち1人が死亡したと発表した。

トランプ氏はサラ・ベックストロム氏(20)が負傷により死亡し、アンドリュー・ウルフ氏(24)は「命を懸けて闘っている」と述べた。

米連邦捜査局(FBI)はこの日、州兵銃撃事件の容疑者に対する捜査の一環として、ワシントン州とカリフォルニア州サンディエゴの複数の関係先で家宅捜索を実施した。当局は今回の事件をテロ行為として捜査している。

米中央情報局(CIA)のラトクリフ長官は、ワシントン州在住でアフガニスタン国籍のラフマヌラ・ラカンワル容疑者(29)について、アフガニスタンでCIAが支援する現地部隊に協力していたと明らかにした。またワシントンの警察当局によると、妻と5人の子どもがおり、単独による犯行とみられるという。

パテルFBI長官は記者会見で、捜査官がワシントン州の容疑者の自宅から携帯電話やノートパソコンなど、多数の電子機器を押収し、容疑者の親族に事情聴取を行ったことを明らかにした。今回の事件は「凶悪なテロ行為」としつつも、動機については明確にしなかった。

連邦検察は、銃撃されて重傷を負ったのは20歳と24歳の州兵だとし、容疑者がパトロール中の州兵らを待ち伏せして襲撃したとの見方を示した。

ボンディ司法長官はFOXニュースに対し、米政府は容疑者をテロの疑いで訴追し、最低でも終身刑を求めると語った。

政府高官によると、ラカンワル容疑者は24年12月に亡命を申請し、トランプ氏が大統領に就任してから3カ月後の今年4月23日に承認された。パテル長官らは、アフガン移民の米入国を認めた政策を巡りバイデン前政権を非難した。

こうした中、米国市民権・移民局(USCIS)は26日、「安全保障と審査手続きのさらなる見直しが完了するまで」、アフガン国籍者に関する移民審査手続きを無期限に停止することを発表した。

また、米国土安全保障省(DHS)は、トランプ政権はバイデン前政権下で承認された全ての亡命申請を再検討すると明らかにした。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

誘拐された米記者、イラク武装組織が解放=米国務長官

ワールド

ジェット燃料、ホルムズ海峡再開しても供給回復に数カ

ワールド

インド、財政赤字目標に差し迫ったリスクなし 公共投

ワールド

トランプ氏、ホルムズ海峡の船舶滞留問題で支援表明
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプの大誤算
特集:トランプの大誤算
2026年4月14日号(4/ 7発売)

国民向け演説は「フェイク」の繰り返し。泥沼化するイラン攻撃の出口は見えない

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの疑問
  • 2
    「南東部と東部の前線で480平方キロ奪還」とウクライナ軍司令官 ロシア軍「⁠春の​攻勢」は継続
  • 3
    「地獄を見る」のは米国か──イラン地上侵攻なら革命防衛隊と消耗戦に
  • 4
    米軍が兵器を太平洋から中東に大移動、対中抑止に空白
  • 5
    「王はいらない」800万人デモ トランプ政権への怒り…
  • 6
    「高市しぐさ」の問題は「媚び」だけか?...異形の「…
  • 7
    韓国、生理用品無償支給を7月から開始 靴の中敷きで…
  • 8
    【後編】BTS再始動、3年9カ月の沈黙を経て──変わる音…
  • 9
    5日間の寝たきりで髪が...ICUに入院した女性を襲っ…
  • 10
    人口減の自治体を救う「小さな浄水場」──誰もが常に…
  • 1
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの疑問
  • 2
    イラン戦争の現実...アメリカとイスラエル、見え始めた限界
  • 3
    「考えの浅い親」が子どもに言ってしまっている口ぐせ・ワースト1
  • 4
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅…
  • 5
    「南東部と東部の前線で480平方キロ奪還」とウクライ…
  • 6
    攻撃開始日も知っていた?──イラン戦争を巡る巨額取引…
  • 7
    なぜイスラエルは対イラン戦争を支持するのか...「イ…
  • 8
    【銘柄】イラン情勢で一躍脚光の「NEC」 防衛・宇宙…
  • 9
    「地獄を見る」のは米国か──イラン地上侵攻なら革命…
  • 10
    米軍が兵器を太平洋から中東に大移動、対中抑止に空白
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの疑問
  • 4
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅…
  • 5
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...…
  • 6
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 7
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 8
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 9
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 10
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中