再送-カナダはヘビー級国家、オンタリオ州首相 ブルージェイズWS制覇王手=新聞
カナダ・オンタリオ州のフォード州首相は31日、大熱戦となっている米大リーグ(MLB)のワールドシリーズ(WS)制覇に王手をかけているブルージェイズに言及し、カナダも「世界のヘビー級国家」という認識を示した。写真は8月、オンタリオ州オタワで撮影(2025年 ロイター/Blair Gable)
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[ 31日 ロイター] - カナダ・オンタリオ州のフォード州首相は31日、大熱戦となっている米大リーグ(MLB)のワールドシリーズ(WS)制覇に王手をかけているブルージェイズに言及し、カナダも「世界のヘビー級国家」という認識を示した。同州トロントで行われるWS第6戦を前に、米紙ワシントン・ポストに寄稿した論説で述べた。
MLBで唯一カナダに本拠地を置くブルージェイズはロサンゼルス・ドジャーズに対し3勝2敗でリードし、1993年以来32年ぶりの世界一へあと1勝に迫っている。
トランプ米大統領の就任以降、関税措置やカナダ併合を示唆する発言などが相次ぎ、カナダ国民の間では不安が高まっている。そうした状況の中、ブルージェイズの勝利を願う機運の高まりは、国民の団結を象徴する存在となっている。
フォード首相は「カナダと米国は隣国であり、同盟国、そして親友でもある。われわれは戦場を共にし、自由と民主主義という共通の価値を守ってきた」としつつも、米国によるカナダへの関税措置が長年にわたる両国のパートナーシップに対する「試練」になったと指摘。「カナダ国民はこれに対し、かつてないほど団結した。国境の北側で、愛国心が大小さまざまな形で高まっている」と述べた。
その上で「米国人はブルージェイズを過小評価している」とし、「カナダのチームは小規模市場の脇役ではない」と強調。ブルージェイズとドジャーズの対戦は「ヘビー級の一騎打ち」とし、「ブルージェイズと同様、カナダもまた、世界で誇るべきヘビー級国家だ」とした。





