スペインGDP、第3四半期は前期比0.6%増 9四半期連続で0.6%超
 
        	10月30日 スペイン国家統計局が29日発表した第3・四半期の国内総生産(GDP)速報値は前期比0.6%増と、第2・四半期の0.8%から伸びがやや鈍化した。写真は9月7日、マドリッドで撮影(2025年 ロイター/Ana Beltran)
[マドリード 29日 ロイター] - スペイン国家統計局が29日発表した第3・四半期の国内総生産(GDP)速報値は前期比0.6%増と、第2・四半期の0.8%から伸びがやや鈍化した。アナリスト予想とは一致した。
GDP伸び率が前期比0.6%以上となるのは9四半期連続。コロナ禍後の観光業の活況、移民流入に支えられた堅調な労働市場、欧州連合(EU)からの資金援助、安価なエネルギー価格の恩恵から、他のユーロ圏諸国を一貫して上回っている。
第3・四半期の成長は、地政学・貿易上の不確実性を背景に、消費と投資が前倒しとなり、内需がけん引した。
政府は声明で、「第3・四半期のデータは、主要な国内外の機関による最近の2025年成長率予測の上方修正を裏付けている。スペインは再び主要先進国経済をけん引するだろう」と述べた。
第3・四半期GDPは前年同期比では2.8%増で、ロイターが調査したアナリスト予想の3.0%増を下回った。
国家統計局は、第2・四半期の前年比成長率を従来の3.1%から3.0%に修正した。







 
 
 
 
 
     
 
     
 
     
 
     
 
     
 
     
 
     












