米下院特別委トップ、エヌビディア最先端半導体の対中輸出に反対
米下院中国特別委員会のジョン・モーレナール委員長(共和党)は29日、エヌビディアの人工知能(AI)用最先端半導体「ブラックウェル」を中国に売ることは「イランに兵器級のウランを与えるようなものだ」と述べた。写真は同社のロゴを用いたイラストレーション(2025年 ロイター/Dado Ruvic/Illustration)
Karen Freifeld
[29日 ロイター] - 米下院中国特別委員会のジョン・モーレナール委員長(共和党)は29日、エヌビディアの人工知能(AI)用最先端半導体「ブラックウェル」を中国に売ることは「イランに兵器級のウランを与えるようなものだ」と述べた。
Xへの投稿で「わが国の主要な敵対国に最新の高度なAIチップを売ることはできない」と政権に伝えたと明らかにした。
これに先立ち、トランプ米大統領がブラックウェルの中国向け輸出に含みを持たせる発言をしたことが波紋を広げていた。複数の専門家は、これが現実化すればAI分野における米国の優位性が失われてしまうと懸念を示した。
ムールナー氏は「これらのチップは、中国軍の未来ではなく、今後何年にもわたって米国のAIの優位性を築こうとしている米企業に渡るべきだ」と訴えた。





