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トランプ氏、サンフランシスコへの州兵派遣計画を中止

2025年10月24日(金)04時27分

トランプ米大統領は、カリフォルニア州サンフランシスコに州兵を派遣する計画を見送ったもよう。写真はホワイトハウスで20日撮影(2025年 ロイター/Kevin Lamarque)

[ワシントン 23日 ロイター] - トランプ米大統領は、カリフォルニア州サンフランシスコに州兵を派遣する計画を見送った。トランプ氏および同市のルーリー市長が23日、ソーシャルメディアへの投稿で、それぞれ明らかにした。

トランプ氏は19日、首都ワシントンやロサンゼルスなどに続き、「次はサンフランシスコに行く」と述べ、同市への派兵の可能性を示唆していた。

ルーリー氏はXへの投稿で、トランプ大統領から22日夜に電話があり、「連邦政府による派遣計画を中止する」と伝えられ、ノーム米国土安全保障省長官が23日朝に別の電話で、トランプ氏の決定を「再確認した」と説明。

麻薬や麻薬密売人を街から排除するために、米連邦捜査局(FBI)や麻薬取締局(DEA)などの連邦機関との継続的なパートナーシップを歓迎するとしつつ、「軍隊や軍事化された移民取り締まり機関がわれわれの街に入ることは、街の回復を妨げることになる」と指摘。その上で、「(トランプ)大統領が、テクノロジーの世界的拠点であるサンフランシスコが強ければ、わが国も強くなることを理解してくれたことに感謝する」と述べた。

トランプ大統領も自身の交流サイト(SNS)「トゥルース・ソーシャル」への投稿で、この合意を確認し、準備を進めていたサンフランシスコでの州兵増派計画を中止すると述べた。

ロイター
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