David Ljunggren Raphael Satter
[米大統領専用機内 19日 ロイター] - トランプ米大統領は19日、南米コロンビアへの関税を引き上げるとともに、同国に対する財政支援を打ち切ると表明した。またヘグセス国防長官は、米軍がコロンビアの左翼ゲリラと関連のある船舶を攻撃したと発表した。
トランプ氏は同日、コロンビアのペトロ大統領を「違法な麻薬組織のリーダー」だと非難した。これに対しペトロ氏は、攻撃を受けた船は民間人が所有するものだと反論。またコロンビア政府も、トランプ氏の発言は侮辱的だと反発した。
大統領専用機内で取材に応じたトランプ氏は「彼らは麻薬と闘っていない。彼らが麻薬を作っている」と述べ、コロンビアが麻薬取引に関与しているとの見解を示した。
さらに、コロンビアに対する財政支援を打ち切ると述べるとともに、新たな関税の詳細は20日に発表すると語った。ただ、米国際開発庁(USAID)の閉鎖に伴い資金の流れはすでに制限されており、トランプ氏が具体的にどの資金に言及したのかは不明。
一方、ヘグセス長官は、米軍がカリブ海を含む海域で船舶を再び攻撃し、3人を殺害したとXに投稿した。船は左派反政府武装組織の国民解放軍に関連し、麻薬密輸に関与していたとされるが、証拠は示さなかった。国防総省は、ヘグセス長官の発表以外にコメントを控えている。
ペトロ大統領は昨年、大規模な社会・軍事介入を通じて国内のコカ栽培地域を統制する意向を示したが、ほとんど成果は出ていない。
米国務省は先月、ペトロ氏がニューヨークで親パレスチナデモに参加し、米兵に大統領命令に従わないよう促したことを受けてビザを取り消すと発表した。