中国大豆輸入、11月は3カ月連続で米国産ゼロ 南米産にシフト
オハイオ州マシロンにあるディアフィールドAGサービスの穀物倉庫施設。REUTERS/Dane Rhys
Ella Cao Lewis Jackson
[北京 20日 ロイター] - 中国税関総署によると、11月は米国からの大豆輸入が3カ月連続でゼロとなった。米国との貿易戦争が長引けば供給不足になるとの懸念から、買い手が南米産に乗り換えたという。前年同月は279万トン輸入していた。
国別ではブラジルからの輸入が前年比48.5%増の585万トンで、全輸入量の72%を占めた。アルゼンチンからの輸入は633.6%増の178万トンで、同21.9%を占めた。
中国は世界最大の大豆輸入国で、11月の輸入は811万トン、1─11月は1億3790万トンとなった。南米からの旺盛な輸入と米国との貿易休戦により、年間の輸入量は過去最高を記録する見込み。
1─11月のブラジルからの輸入は7670万トン(前年同期比7%増)、アルゼンチンは624万トン(同62.5%増)だった。米国は5.9%減の1682万トンとなった。
ただ、中国は10月末の米国との貿易休戦を受けて米国からの貨物輸入を増やし始めており、トレーダーらによると、それ以降700万トン以上を購入した。





