ロシア軍のウラジーミル・アレクセーエフ中将(64)が6日、モスクワ北西部の自宅アパートで複数回銃撃され、病院に搬送された。捜査当局が発表した。

モスクワ検察当局によると、身元不明の襲撃者は現場から逃走した。アレクセーエフ氏は重体だという。

アレクセーエフ氏は旧ソ連時代のウクライナ生まれで、国防省参謀本部情報総局副長官を務める。2023年6月にロシア民間軍事会社トップのエフゲニー・プリゴジン氏が短期間の反乱を起⁠こした際、同氏と交渉するため派遣され‍た高官の1人だった。

ウクライナ戦争開始以降、複数のロシア軍高官が暗殺されており、ロシアはこれらの攻撃をウクライナの‍仕業だと非難している。昨年12‍月には参謀本部のファニル・サ‍ルバロフ作戦訓練局長が、自身の車の下に仕掛けられた爆弾により死亡した。

ロシアのラブロフ外相は、この暗殺未遂事件の背後にウク⁠ライナがいると非難し、和平交渉を妨害するために計画された⁠と述べた。証拠は示‍さなかった。

一方、ウクライナのシビハ外相は、この銃撃事件へのウクライナの一切の関与を否定。「そのロシア軍高官に何が起きたのかは分からない。内部の抗争だったのかもしれない」と述べた。


[ロイター]
トムソンロイター・ジャパン
Copyright (C) 2026トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます
政府より先に日本企業は「地経学リスク」回避に動くが、「2つの制約」がある【鈴木一人×菊池 洋】
政府より先に日本企業は「地経学リスク」回避に動くが、「2つの制約」がある【鈴木一人×菊池 洋】
ニューズウィーク日本版 米中の興亡
2026年5月26日号(5月19日発売)は「米中の興亡」特集。

首脳会談で合意した「建設的戦略安定関係」で優位に立つのは、アメリカか、中国か

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら
※画像をクリックするとアマゾンに飛びます